2枚仕立てのバネ口ポーチ(ギャザータイプ)の作り方
今回は、2枚仕立てでギャザータイプのバネ口ポーチの作り方を紹介します。
内側の布がバネ口部分にくるのがキュートなポーチですよ。
柄布同士を組み合わせたり、無地を外側にしたり内側にしたり。
布の組み合わせを考えるのも楽しいですよね。
2枚仕立てのバネポーチ(ギャザータイプ)裁断サイズの計算式
外布
裁断する布のタテ幅 → 仕上がりタテ幅×2+底マチ幅-2cm
※
裁断する布のヨコ幅 → バネ口金長さ×1.5+2cm
裁断する布のタテ幅 → 仕上がりタテ幅×2+底マチ幅+6cm
※ 裁断する布のヨコ幅 → バネ口金長さ×1.5+2cm
バネ口金はいろいろな長さがあるので、使用用途に合わせて用意して下さいね。
今回は、10cmの長さのバネ口金を使い、コンパクトなマルチポーチを作りました。
バネ口ポーチの材料・裁断サイズ
表布 | タテ23㎝×ヨコ17㎝ 1枚 |
裏布 | タテ31㎝×ヨコ17㎝ 1枚 |
バネ口金(1.5cm) | 10cm 1個 |
※今回は上下のない柄布の場合です。上下がある布を使う場合は、底で2枚を縫い合わせた時にこの寸法になるようにしましょう。
できあがりサイズ
タテ10cm×ヨコ10cm×マチ5cm
バネ口ポーチで使用した生地
オックス生地を使用
※無地の裏地はツイルを使用しました
小学生の夏休みの工作・手芸におすすめのデザイン
バネ口ポーチは、手縫いでも簡単に作れるので、夏休みの工作をはじめとする小学生の手芸アイテムとしてもおすすめです。生地選びは、ちょっぴり楽しみでもあり、悩みの種でもありますよね。そこで、シンプルだけど、センスがいい!おしゃれでかわいいデザインを集めました。
生地選びの参考になったら嬉しいです。
2枚仕立てのバネポーチ(ギャザータイプ)の作り方
1.内布を縫う
内布のウラ面の上下から5cmのところにチャコペンで印をつけます(縫い止まり)。
内布を中表で半分に折り、両側を縫い止まりの印をつけたところまでぬいしろ1cmで縫い合わせます。
ぬいしろを割ってアイロンをかけ、縫い止まりより上の部分をコの字でステッチをします。ここがバネ口金通し口になります。
2.外布と内布を縫い合わせる
内布のヨコ辺を半分に折り、折り山にちょこんと5mm程度の切れ目を入れて合印を作ります。
外布のヨコ辺も同様に半分に折り、合印を作ります。
外布と内布の合印同士を中表で合わせます。
合わせたら、ぬいしろ1cmで縫い合わせます。ぬいしろをは外布側に倒しておきます。
3.外布のサイドを縫い合わせる
外布と内布を縫い合わせたものを開き、外布同士、内布同士が合わさるようにたたみ直します。
外布のサイドをぬいしろ1cmで縫い合わせます。この時、内布を巻き込まないように気を付けましょう。
4.底マチを作る
4~5cmの底マチを作ります。
底マチは『2枚仕立て(裏地つき)バッグ・ポーチの底マチをきれいに作る方法』を参考に作ってみてくださいね。
4か所底マチを作ったら、
バネ口金通し口部分から表に返します。
5.バネ口金を通す
全体の形を整えます。
縫い止まり同士をきちんと合わせたらまち針でとめます。
外布の際にぐるりと一周押さえミシンをかけます。
バネ口金通し口にバネ口金を通していきます。
反対側までしっかり通しましょう。途中ひっかかってしまうところなどあれば、目打ちを使って通します。
通したら、パチッとバネ口金を合わせ、付属の釘などで閉じます。なかなか入っていかない場合は、金づちなどでたたいてはめこみましょう。
2枚仕立てのバネ口ポーチ(ギャザータイプ)が完成!
さあ、これで2枚仕立てのバネ口ポーチ(ギャザータイプ)の完成です!
バネ口の両サイドをぐっと押し合うと、ぱかっと開きます。
底マチがあるので自立するのが嬉しいですね。
こちらは柄に上下があるので、底で2枚の布を縫い合わせて作りました。
どんぐりころころ、かわいいですね♪
少しタテ長タイプのものも。トラベル用のミニボトル入れサイズにしてみました。
外布に無地、内布に柄布を使ってもおもしろいですよね。
ちなみに、底マチを作らずにしあげるとこんなかんじになります。
これはこれでキュートです♪
みなさんも、ぜひいろいろと組み合わせを楽しんで作ってみてくださいね。
バネ口ポーチで使用した生地
オックス生地を使用
※無地の裏地はツイルを使用しました
2枚仕立てのバネポーチ(ギャザータイプ)作りに適した生地素材は?(nunocoto fabric取り扱い生地)
◎…オックス、ツイル、ローン、コットンリネンビエラ○…ダブルガーゼ
△…キャンバス