もう失敗しない!三つ巻押さえの使い方・コツ
布端を細幅の三つ折りにしながら縫うことができる三つ巻押さえ。
3mmもしくは5mmの三つ折りにするサイズが一般的で、中央が渦上になっており、布端をこの渦に巻き込みながら縫うことで細幅の三つ折りに仕上がります。
ハンカチ作りやフリルの布端を縫う時などに、この三つ巻押さえがあると便利ですよ。
今回は、そんな三つ巻押さえの使い方や、失敗せずに仕上げるコツをお伝えします。
家庭用ミシンでも職業用ミシンでも使い方は同じです。
気になるけど難しそう、と思っていたり、使ってみたけど上手くできなくてしまいこんである方は、ぜひ読んでみてくださいね。
三つ巻押さえの使い方・コツ
縫う前の布端の始末
縫い始める布端5cm程の長さを三つ折りしておきます。
三つ折り幅は、三つ巻き押さえのサイズに合わせてくださいね。
ハンカチを作る時など、三つ巻き縫いが重なる角がある場合は、折り目のところから45度斜めにカットして、重なる部分の厚みが出ないようにします。
ミシンのセッティング
三つ巻押さえを取り付けます。
上糸と下糸をそろえて穴を通し、向こう側(後ろ側)にひいておきます。
縫い目のあらさ(長さ)を設定します。
普通地であれば、2~2.5mmくらいが適しています。
三つ巻押さえを使った縫い方
針の位置調整をしたら、縫い始めの部分に針を刺し、そのまま押さえを下して1~2cmだけ縫います。
針が刺さった状態で押さえを上げ、三つ折りした布の部分を押さえの渦に巻き込みます。
押さえを下したら、手で布端をつまんで少し内側に傾けて立て、軽く引っ張って少し持ち上げながらゆっくり丁寧に縫い進めます。
強く引っ張ると布端が波打ってしまうので、強く引っ張りすぎないように注意してくださいね。
うまく三つ巻きにならない場合は目打ちなどで布端を内側に入れながら縫いましょう。
細い幅の三つ折りがきれいに縫えました。
三つ巻き縫いが重なる角を縫う場合
角に近づいたら、針が刺さった状態で押さえを上げ、残った部分と交差する辺の5cm程を三つ折りし、押さえを下して目打ちで押さえながらステッチします。
角から1~2cm縫ったら、三つ折りした布の部分を押さえの渦に巻き込んで三つ巻きで縫い進めます。
そのまま続けて縫うのが失敗しそうな方は、そのままいったん下まで縫って、押さえから外して交差する辺を三つ折りして再び縫い始めても大丈夫ですよ。
三つ折りのコツ
ある程度幅のある三つ折りや、カーブのある三つ折りは、三つ巻押さえを使わないで仕上げるのがおすすめです。
三つ折りのコツは『カンタンだけど奥が深い!きれいに仕上げる「三つ折り」のコツ』で紹介しているので、ご参照下さい。
ぜひ、作りたいアイテムに合わせて、三つ巻押さえにチャレンジしてみてくださいね。