くるみボタンキットの作り方・使い方を比べてみました(100円ショップ・メーカー別)
布でくるんで作るボタンだから「くるみボタン」「つつみボタン」「カバードボタン」などと言われ、洋服のボタンやアクセサリーなど、いろいろな用途に使うことができます。
刺繍した布をくるみボタンに仕上げるのも素敵ですよね。
市販のキットを使えば簡単にくるみボタンを作ることができるのですが、いろいろなメーカーや100円均一ショップから販売されており、どれを買ったらよいか悩むことも。 そこで今回は、100円均一ショップ2種類(ダイソー・セリア)、 それから手芸店やネット販売で手に入れやすいメーカー3種類(サンコッコー(KIYOHARA)・オリムパス(Olympus)・クロバー(Clover))の、全部で5種類のくるみボタンキットの作り方使い方をそれぞれ比べてみました。
まずは身近で手に入れやすいこちらから。
ダイソーのくるみボタンキット
キットの内容
- ボタンパーツ
- 背面パーツ(足つき)
- 打ち具
- 台座(打ち具台)
- 型紙
サイズ展開
12mm、15mm、18mm、22mm、27mm、38mm(店舗や入荷状況による)
特徴
- 打ち具&台座つきなので手間なく作れる
- サイズバリエーションが豊富
- 補充用も販売されており、内容量も多い
- コスパが良い
- 台座が透明なので、柄の出方を確認できる
- ボタンが金属製で光沢が強く、布越しに透けやすい
- 背面パーツがぺらっとしているので、仕上げでしわが寄りやすい
- たくさん作っているうちに打ち具が変形する
ダイソーのキットを使ったくるみボタンの材料
布 | キットの型紙通り 1枚 |
キルト芯または無地布 | ボタンと同じサイズ 1枚※ |
くるみボタンのキット | 1組 |
※透ける場合に使用
ダイソーのキットを使ったくるみボタンで使用した生地
ダイソーのキットを使ったくるみボタンの作り方
布(ウラ向き)→キルト芯(または無地布)の順に重ね、台座の上に置きます。
上から裏返したボタンをぎゅっと押し込みます。
ひっくり返して柄の出方をチェックして全体を整えます。
再びひっくり返して、中央にひだを寄せます。仕上げた時にしわが寄らないよう、細かくぎゅっとひだを寄せましょう。
背面パーツを置きます。
上から打ち具でぎゅっと押しこみます。
これで、ダイソーのキットを使ったくるみボタンの完成です。
セリアのくるみボタンキット
キットの内容
- ボタンパーツ
- 背面パーツ(足つき)
- 型紙
サイズ展開
18mm、25mm、30mm、34mm、44mm(店舗や入荷状況による)
特徴
- サイズバリエーションが豊富
- 内容量が多くコスパが良く
- 接着剤でつけるタイプなので手間がかかるが仕上がりはきれい
- ボタンが金属製で光沢が強く、布越しに透けやすい
- 背面パーツがしっかりしいていて丈夫
セリアのキットを使ったくるみボタンの材料
布 | キットの型紙通り 1枚 |
キルト芯または無地布 | ボタンと同じサイズ 1枚※ |
くるみボタンのキット | 1組 |
接着剤 |
※透ける場合に使用
セリアのキットを使ったくるみボタンで使用した生地
セリアのキットを使ったくるみボタンの作り方
ボタンの内側全体に接着剤を薄く塗ります。内側の側面も丁寧に塗りましょう。
布(ウラ向き)→キルト芯(または無地布)→ボタン(ウラ向き)の順に重ねます。
布をボタンの内側に入れ込んで貼り付けます。しわが出ないように丁寧に行いましょう。
布の上に接着剤を塗り、背面パーツをはめてしっかりと押さえたら乾かします。
これで、セリアのキットを使ったくるみボタンの完成です。
サンコッコー(KIYOHARA)のくるみボタンキット
キットの内容
- ボタンパーツ
- 背面パーツ(足つき)
- 打ち具
- 台座(打ち具台)
- 型紙
サイズ展開
12mm、15mm、18mm、22mm、27mm
サンコッコーカバードボタンのページ特徴
- 打ち具&台座つきなので手間なく作れる
- 補充用も販売されている
- 背面パーツが折り曲げ加工されているので、軽いのに丈夫できれいに仕上がる
- 打ち具が丈夫
- ボタンが金属製で多少布越しに透けるが、光沢は抑えめ
サンコッコーのキットを使ったくるみボタンの材料
布 | キットの型紙通り 1枚 |
キルト芯または無地布 | ボタンと同じサイズ 1枚※ |
くるみボタンのキット | 1組 |
※透ける場合に使用
サンコッコーのキットを使ったくるみボタンで使用した生地
サンコッコーのキットを使ったくるみボタンの作り方
作り方はダイソーのキットと同じですが、こちらでもざっと手順を説明します。
布(ウラ向き)→キルト芯(または無地布)の順に重ねて台座の上に置き、上から裏返したボタンをぎゅっと押し込みます。
細かくぎゅっと中央にひだを寄せて背面パーツを置いたら、上から打ち具でぎゅっと押しこみます。
これで、サンコッコーのキットを使ったくるみボタンの完成です。
オリムパス(Olympus)のくるみボタンキット
キットの内容
- ボタンパーツ
- 背面パーツ(足つき)
- 四角いタイプもある
- チャームタイプはチェーンがつけられ、ブローチタイプはブローチピンがついている
- 布越しに透けにくい
- ボタン・背面パーツが軽くけれどしっかりしいている
- 縫う手間がかかる
- 縫った糸をうまく絞らないと皴が寄る
- ボタンパーツ
- 背面パーツ(足つき)
- 型紙
- ヘアゴムやブローチを作る時に便利
- ボタン・背面パーツが軽くけれどしっかりしいている
- 縫う手間がかかる
- 薄い生地だと透けることがある
- 縫った糸をうまく絞らないと皴が寄る
- ダイソー:とにかくコスパが良くて簡単に作れる。
- セリア:接着剤を使う手間はかかるが、コスパ良くて仕上がりがきれい。
- サンコッコー:簡単に作れて仕上がりが良い
- オリムパス:四角・チャーム・ブローチなど、ちょっと変わったタイプが作りたい時に良い
- クロバー:オーバルのブローチを作りたい時におすすめ
種類・サイズ展開
丸30mm、正方形30mm、チャームタイプ(楕円)55mm×40mm、ブローチタイプ45mm
オリムパスくるみボタンシリーズのページ特徴
オリムパスのキットを使ったくるみボタンの材料
布 | キットの製図通り 1枚 |
くるみボタンのキット | 1組 |
針と手縫い糸 | 1組 |
オリムパスのキットを使ったくるみボタンで使用した生地
オリムパスのキットを使ったくるみボタンの作り方
一本どりで周囲をざっくりとなみ縫いします。
ウラ向きのボタンを布のウラ面中央に置きます。
縫い始めと縫い終わりの糸をぎゅっと絞ってかた結びします。
しわが寄らないように全体を整えたら、背面パーツをぱちっとはめます。
これで、オリムパスのキットを使ったくるみボタンの完成です。
クロバー(Clover)のくるみボタンキット
キットの内容
種類・サイズ展開
ヘアゴム用/ブローチ用:丸40mm、楕円45mm×35mm、55mm×40mm
クロバーくるみボタンのページ特徴
クロバーのキットを使ったくるみボタンの材料
布 | キットの製図通り 1枚 |
くるみボタンのキット | 1組 |
キルト芯または無地布 | ボタンと同じサイズ 1枚※ |
針と手縫い糸 | 1組 |
※透ける場合に使用
クロバーのキットを使ったくるみボタンで使用した生地
クロバーのキットを使ったくるみボタンの作り方
作り方はオリムパスのキットと同じですが、こちらでもざっと手順を説明します。
一本どりで周囲をざっくりとなみ縫いします。
ウラ向きのボタンを布のウラ面中央に置き、縫い始めと縫い終わりの糸をぎゅっと絞ってかた結びします。
しわが寄らないように全体を整えたら、背面パーツをぱちっとはめます。
これで、クロバーのキットを使ったくるみボタンの完成です。
まとめ
ぜひ、作りたいものに合わせて選んでみてくださいね。