シーチングってどんな生地?生地の特徴を解説

たくさんの色柄があり、値段も手頃な「シーチング」。シンプルで使い勝手の良いシーチングは、ソーイング初心者にも扱いやすい生地のひとつです。そこで今回は、シーチングの特徴についてご紹介していきます。
nunocoto fabricでは、シーチング(生成り)の取り扱いがございます。
シーチングとは?
シーチングの特徴
-特徴1:通気性に優れている
-特徴2:値段が手頃
-特徴3:色柄が豊富
-特徴4:薄い
-特徴5:シワになりやすい
シーチング取り扱い上の注意
仕立てるのに向いているアイテム
シーチングのお手入れの仕方
シーチングとは?
シーチングとは、もともと敷布用として作られた薄地の平織生地で、「シーツ」が名前の由来になっています。同じような平織生地の「ローン」や「ブロード」に比べると織り密度が粗く、ざっくりとした風合いと通気性に優れているのが特徴です。また、染色コストを抑えた生成り色のシーチングは、衣服の仮縫い生地としても使われています。
シーチングの特徴
特徴1:通気性に優れている
シーチングは、太番手の糸で粗めに織られているので、他の平織生地と比べて通気性に優れています。そのため、シーツ、布団・枕カバーなどの寝具に広く使われています。
特徴2:値段が手頃
シーチングは他の織物に比べて、値段が手頃なのも特徴のひとつです。そのため、サンプル用の仮縫いに使ったり、大きいサイズのアイテムも気軽作ることができます。
特徴3:色柄が豊富
シーチングには、たくさんの種類の色柄があります。また、値段も大きく変わらず、だいたい1m、600円以内で買えるので、好みの生地を自由に選ぶことができます。
特徴4:薄い
シーチングは薄手の生地なので、針の通りが良く、さまざまなアイテムの表地・裏地として幅広く使用することができます。ただしアイテムによっては、生地の厚さ・強度が足りない場合があるので、生地選びの際には注意が必要です。
特徴5:シワになりやすい
シーチングはシワになりやすいので、シワ伸ばしにはアイロンが必要です。ただ現在では、細番手の糸で織られたシーチングも作られており、滑らか肌触りで比較的シワになりにくい種類もあります。
シーチングの取り扱い上の注意
シーチングは平織生地の一種なので、特別デリケートな生地ではありません。ただし、薄地であることには変わりないので、強い力で引っ張ると、破れたり変形が起きてしまいます。また、水洗いによる縮みを防ぐため、最初は必ず水通しするようにしましょう。あわせて、乾燥時の直射日光による日焼けにも注意が必要です。
仕立てるのに向いているアイテム
エコバッグ
シーチングは薄くて軽く、畳んで収納することが出来るので、持ち運び用のエコバッグにはぴったりの生地です。接着芯を貼ると強度が上がるので、普段使いのトートバッグも作ることができます。
シーツ・枕カバー
シーチングを使った定番アイテムですが、やはり寝具全般はおすすめです。通気性に優れており、値段も手頃なので、大人用はもちろん、子供のお布団カバーを好きな色柄で作ってみてはいかがでしょうか。
ポーチ・カバー小物
お菓子、小物、ティッシュ入れなど、ちょっとしたポーチにもシーチングは最適です。また、ブックカバー・母子手帳カバーなども簡単に作ることができるのでおすすめです。ほかにも、生地の裁ち目だけ処理をして、部屋の隠したい部分のカバー布にするなど、インテリア雑貨としても活用することができます。
裏地
シーチングは、合成繊維に比べて縫製がしやすく、自宅で洗うことができるので、さまざまなアイテムの裏地として使えます。衣服はもちろん、レッスンバッグ・体操着入れなどの入園グッズにもおすすめです。
シーチングのお手入れの仕方
