キレイに仕上がる！ダーツの縫い方・寄せ方のコツ

ダーツとは、服を体にフィットさせるために、布をつまんで縫い、立体的にする手法のことです。 中級者レベルのソーイング本によく出てくるダーツのある洋服。縫い方をマスターすることで、服作りのバリエーションが一気に広がります。今回は、肩の位置にあるダーツを例に、縫い方を紹介します。

1.ダーツの印を写す

チャコペーパー（布用複写紙）を使って、ダーツの印を布に写します。

線と線がぶつかる先端の部分には、垂直に線を引き、縫い止まりをわかりやすくしておきましょう。

こんな風に、肩の部分のダーツを写すことができました。

2.ダーツを折り、まち針でとめる

１．で入れた線が重なるように、中表にしてダーツをふたつに折ります。
予め、折る位置に線を入れておくときれいに仕上がります。

折った部分をまち針でとめていきます。

ダーツの先の部分は、5mm手前のあたりにまち針を打っておきます。

3.ダーツを縫う

ダーツの先に向かって縫っていきます。

先から５mmまでは一気に縫い、いったんミシンをとめて、先の部分は、慎重に２～３針縫い進めます。

返し縫いせず、糸を10cmほど残し、切ります。

切った糸を結んで、ほどけないようにしておきましょう。

糸を切り、表に返して完成です。

横から見るとこんな風になっています。

ダーツをきれいに仕上げるコツは、線に沿ってまっすぐなだらかに縫うこと。ちょっとのズレが、ゆがみにつながります。ダーツの縫い方をマスターして、自分のからだにフィットするシルエットのお洋服作りにぜひチャレンジしてみてください。

タックの縫い方