ズバリ、初心者さんが縫いやすい生地(布)って?
手縫いや家庭用ミシンで縫うのに適した布は?
布を選ぶとき、何を基準に選んでいますか。
多くの方が、「あ!これ可愛い!」だと思います。
それはとても大事なことです。テンションが上がる生地で作るのはとても楽しいですからね!
けれども、生地には縫いやすい生地や縫いにくい生地があって、作るものに適した生地があるんです。
では、何から選べばいいのでしょうか。
布とひとことに言っても、素材・厚さ・柄などなど種類は様々です。
初心者さんにおすすめの生地は?
何を選べばいいか迷ったら、まずはコットン(木綿)生地を選びましょう。
コットンは、肌さわりも良く、縫いやすく、また家庭で気軽に洗濯出来ます。
ポーチや巾着袋などの小物から、洋服など、そしてカーテンやシーツなどの大きなものまで
様々な用途に使いやすい生地なのでおすすめです。
コットンとは?
コットンとは木綿のことです。
木綿植物の種子につく綿毛から取れる繊維をよって糸を作り、織ってできた生地がコットン生地です。
コットンの種類
コットン(木綿)にも種類がありますが、その違いは織り方です。
織り方の違いによって質感の異なる生地がうまれているのです。
・ダブルガーゼ
二重になっているガーゼ生地です。ふわふわと肌さわりが良く吸水性に優れています。
洗濯すると柔らかい風合いが増します。
ダブルガーゼで作るのに向いてるものは
ベビー用品・子ども服・夏物
・オックス
柔らかく、通気性に富み、しなやかなのでシャツなどに用いられることが多いです。
オックス地で作るのに向いてるものは
シャツ・ランチョンマットや巾着袋などの小物
・ブロード
なめらかで上品な光沢の出るよう緻密に織られた生地です。
肌さわりがやわらかく気持ち良いです。
ブロードで作るのに向いてるものは
シャツ・布団カバーなど
その他のおすすめ生地
・リネン
リネン生地の特徴は、通気性が良い・清涼感がある・速乾性が高い・丈夫
通気性が良く乾きやすいので、夏の洋服に向いています。
シワができやすく、伸縮性はあまりないので洋服を作るときはゆったりしたシルエットがおすすめです。
リネンとは?
亜麻のことです。亜麻という植物の繊維を原料とした糸で編んだ生地のことをリネン生地といいます。
生地の厚みは普通地がベスト!
生地の厚みは普通地が良いでしょう。
どれが普通地なのかと言うと、シャツやポーチなど程よい柔らかさのある生地のです。
柔らかくさわり心地の良い生地が、手縫いもミシンも縫いやすいです。
コットンやリネンの生地には、扱いやすい厚みのものが多くあります。
洋服や小物など用途も幅広いのでおすすめですよ。
初心者さんにおすすめの生地(柄)は?
柄に向きがあると、上下に気を付けたり縫い合わせの柄を合わせたりと少し難易度があがります。
まずは、どんな向きでも使える生地(柄)から始めてみましょう。
・無地
無地の生地を使えば、柄の上下の向きを気にしなくても大丈夫。
柄合わせも不要ですので気軽に使えます。
・チェック
どこを使ってもあまり模様に差がないチェック柄は、縫い目も目立ちにくく使いやすですね。
こだわって作る場合は、柄合わせをしましょう。
線の組み合わせなので柄合わせも気軽にできます。
・ドット
上下の無いドット柄はとても使いやすいです。
柄合わせの必要もありません。無地の生地で作るより上級者に見えるかも!?
布を購入する時は、柄の向きにも注目しよう!
布を買う時には、どれくらい必要なのか知っていないと買えません。
ソーイング本などに記載の用尺(必要な布の長さ)を参考にして購入する方も多いと思いますが、
そこで気を付けなければいけないのが柄の向きです。
布には、柄に向きのあるものがあります。
上下に向きのある生地
上下左右に向きの無い生地
柄に向きがあると、参考用尺とは必要な量が異なる場合もありますので
柄に向きのある布を使う時には気を付けましょう。
素敵な生地に出会ったら、縫い物を始めるチャンスです!
巾着袋やスカートなど、気軽に作れるものから始めてみませんか♪