ミシン 針と糸の選び方
ミシン針の種類と特徴
ミシンに使う針は、ミシン専用の針を使用します。
ミシンの種類によって家庭用・工業用・ロックミシン用などそれぞれ専用の針があるのできちんと確認して正しいミシン針を使用しましょう。
・ローン…薄地用(針:9号 糸:90番)
・オックス・ビエラ・ダブルガーゼ・ツイル…普通地用(針:11号 糸:60番)
・キャンバス…厚地用(針:14号 糸:30番~60番)
ミシン針には太さにも種類があります。
これは、使う布の厚さによって選びます。
薄地用(9号):シフォンやローンなどの春や夏によく使われる生地
普通地用(11号):コットンや、ダブルガーゼ、リネンなど ※よく使うほとんどの生地はこの針で縫えます
厚地用(14号または16号):デニムやコーデュロイ、帆布など。冬に使われる生地や、カバンなど強度の必要なものに使う生地
ミシン糸の種類と特徴
ミシン糸は、薄い布には細い糸、厚い布には太い糸を使うのが基本です。
普通地:60番
厚地:30番または60番
また、糸の種類には、木綿糸・絹糸・ポリエステル糸など様々ですが、丈夫で使いやすいのはポリエステル糸です。
ニット生地やデニム生地などには、専用の針と糸があります。
まず初めに用意するのであれば、普通地用(60番)のポリエステル糸が良いでしょう。
ミシン糸の色の選び方
基本は、「糸の縫い目が目立たない色」を選ぶこと。
ですが、あえて目立つ色で縫うのもアクセントになっていいですよ。
つまり、糸の色には正解、不正解はないのです。
迷ったときには、ミシン糸の選び方、基本の法則を知っておくとすんなりと選ぶことができるようになります。
生地のハギレをお店に持参して実際に生地に糸を置いてみると、とても分かりやすいのでおすすめです。
無地の場合
・色の薄い(明るい)生地:生地と同じ色合いで、生地よりも薄い(明るい)色の糸
・色の濃い(暗い)生地…生地を同じ色合いで、生地よりも濃い(暗い)色の糸
プリント柄の場合
・プリント柄や総柄、花柄など、たくさんの色が使われている場合は、生地の中で一番多く使われている色を選ぶのが基本です。
・チェック柄やストライプ柄などは、地の色の糸または模様の色を使うと縫い目が目立ちにくくなります。
万能な生成り色がやっぱり便利!
生地に合わせて糸を変えるのが面倒だなと思ったら、まずはベーシックな生成り色を一つ購入するのがいいですね。
生成り色はどんな生地にでも使えます。黒や紺などの濃い色の布だとさすがに目立ちますが…。
中表で縫い合わせて作るものは、縫い目がほとんと見えませんが、念のため生成り色にしておくと安心ですね。
ちょっと上級編!上糸と下糸の色を変える
ミシンには上糸と下糸があります。
ステッチで仕上げる場合に、表布と裏布の色が違う時は表生地を縫う上糸と、裏布を縫う下糸という風に
ミシンの上糸と下糸の色を変えて縫うと仕上がりがよりきれいになります。
是非、挑戦してみてくださいね!