バイアステープで作るパイピングクッションカバーの作り方

【作業時間】75分 レベル★★☆☆☆
パイピングってご存知ですか? 布の端をテープ状の布でくるむことをパイピングと言います。
パイピングの役割には主に2つあり、1つは布端がほつれないようにする、ということ。
そしてもう1つはデザインとしての役割です。
今回は、デザインとしてのパイピングを取り入れた、「まるで売っているようなクッションカバー」を作ってみたいと思います。
ちゃんと段階を踏めば、難しそうなパイピングクッションカバーも手作りできるんです。
間にひもを挟むので、よりコロコロ感が出て可愛いですよ♪
一般的なクッションよりもしっかりしていて上質感があるため、パイピングクッションを置くだけで洗練された空間になるんです。
ぜひお気に入りの布で作ってみてくださいね。
パイピングクッションカバーの材料
■各パーツのカットサイズ
※仕上がりサイズ:タテ45cm×ヨコ45cm
・お好きな布:
(a)タテ47cm×ヨコ47cmを1枚
(b)タテ47cm×ヨコ25cmを1枚
(c)タテ47cm×ヨコ35cmを1枚
・バイアステープ(幅28~35mm):2m程度※
・丸ひも(直径2.5~5mm):2m程度
※バイアステープは市販品でも自作でもOKです。
どちらを使うにしても、ひろげた状態で幅25~30mmのものとなります。
直径2.5mmの丸ひもを使う場合は幅28mmのバイアステープ、直径5mmの丸ひもを使う場合は幅35mmを目安にしてください。
パイピングクッションカバーの作り方
1.バイアステープを準備する
バイアステープを自作する方は、布を斜めにカットして作ります。
詳しい作り方は、nunocoto fabric姉妹サイトの『必要なのは布だけ!バイアステープの作り方』を参照ください。
市販のバイアステープを使う方は、内側に折り込んである両端を開きます。
バイアステープを半分に折り、アイロンをかけます。
2.本体パーツの処理をする
布aを四つ折りにし、写真のように角を丸くカットします。
布bの左側、布cの右側の角も、布aと同じ大きさでカットします。
布bと布cの角をまるくしてない方の辺を5mm→1cmで三つ折りしてアイロンをかけ、ステッチします。
3.バイアステープに丸ひもを挟んで縫う
バイアステープに丸ひもを挟み、バイアステープの端部分を布aの端部分に合わせて、まち針かクリップでとめていきます。
ぐるっと一周したら、バイアステープを3cm重なる長さでカットして、1cm内側に折り込みます。
端を折り込んだ方に、切りっぱなしの方の端部を挟み込みます。
挟み込んだら丸ひもを1cm重なる長さでカットし、そろえてまち針などでとめます。
布aとバイアステープがずれないように押さえながら、丸ひもをバイアステープの「わ」の方によせ、丸ひもの横に針が落ちるように縫っていきます。
(丸ひもの太さとバイアステープの幅にもよりますが、ぬいしろ1cmくらいです)
丸ひもを一緒に縫わないように気を付けてくださいね。
ぐるっと一周ぬいました。
4.布を縫い合わせる
布aのオモテに、布b→布cの順番に中表で重ね、まち針などでとめます。
この時、布の上から触って丸ひもの位置を確認し、丸ひもを内側に寄せながら丁寧に縫いましょう。


4.端処理をする
裏返しのまま、端部をぐるっと一周ロックミシンかジグザグミシンをかけます。ロープが干渉してうまく縫えない場合は、処理しなくても大丈夫ですよ~。

パイピングクッションカバーが完成!
表に返したら、パイピングクッションカバーの完成です!!
45cm×45cmのクッションを入れて
ピシッとはりがあり、存在感のあるパイピングクッションに♪
せっかくなので、違う布でもパイピングクッションカバーを作ってみました。
バイアステープは、本体と同じ布や、主張の少ないナチュラルな無地のものを使ったり。
nunocotoのオフィスが一気にくつろぎ空間に。
わーい!!嬉しい!!
本を読んでまったり♪
なんだか眠くなってきたぞ。。。
今回使った布はこちら
・ユニークなデザインタイトルとゆるく味のある線が魅力のテキスタイル、Lo-Fi Animals(ブルー)/デザイン:波田佳子(Yoshiko Hada)
・瀬戸内海の「凪」をイメージしたデザインのテキスタイル、凪(ピンク)/デザイン:にしまた ひろし
・ペンキでざざっと塗ったようなラフ感が魅力の、太いストライプ柄のテキスタイル、ペンキで塗ったストライプ(イエロー)/デザイン:nunocoto fabricオリジナル