レイヤードパンツの作り方【ホームソーイング型紙シリーズNo.63】

こちらは【ホームソーイング型紙シリーズ】No.063_レイヤードパンツを使用した作り方ページです。
2重にレイヤードされたニュアンスたっぷりのパンツ。2種類の素材の異なる薄手の生地で作ってみてください。


製作には下記の型紙が必要です。

※本型紙および作り方を使用して制作した商用利用を目的とした販売、およびコンクール等応募作品として出品することはご遠慮ください。
レイヤードパンツの仕上がりサイズ
※S/M/Lの3サイズ展開です

| S | M | L | |
|---|---|---|---|
| パンツ総丈 | 91cm | 95cm | 99cm |
| スリット丈 | 62cm | 66cm | 70cm |
| ウエスト | 56~64cm程度 | 62~70cm程度 | 68~76cm程度 |
| ヒップ周り | 105cm | 109cm | 113cm |
| 裾周り | 54cm | 58cm | 62cm |
※平置きで採寸
※ウエストはゴムで調整しましょう
レイヤードパンツの材料
【布の用尺】
・インパンツ:S…2m M…2.1m L…2.2m(布幅108cm)
・アウトパンツ:S…2m M…2.1m L…2.2m(布幅108cm)
| 型紙 | 【ホームソーイング型紙シリーズ】 No.063_レイヤードパンツ |
| 生地(インパンツ) S/M/L | 1.95m/2m/2.15m(布幅108cmの場合) |
| 生地(アウトパンツ) S/M/L | 2m/2.05m/2.15m(布幅108cmの場合) |
| ウエスト用ゴム S/M/L | (2.5cm幅)61cm/64cm/67cm ※目安 |
生地は、ローン、アセテート、サテン、レーヨン、オーガンジー、シフォン、などの薄手の生地が合います。
レイヤードパンツ サンプル製作で使用した生地

※綿100% ローンを使用
レイヤードパンツ 布の裁ち方図
下記の裁ち方図を参考に、布を裁断してくださいね。

この型紙のポイント
2重にレイヤードされたニュアンスたっぷりのパンツ。インパンツとアウトパンツ、2種類の素材の異なる薄手の生地で作ってみてください。作り方自体はポケットも無く、とてもシンプル。ぬいしろ込みの型紙です。
裁断のポイント
インパンツ、アウトパンツの前パンツ・後ろパンツは、必ず左右対称で取るようにします。布目を合わせてから裁断しましょう。
合印の写し方や、型紙と布の裁断の仕方、型紙を扱うときのポイントなどは、
ホームソーイング型紙シリーズの型紙の使い方(記号の読み方・裁断の仕方)をご確認くださいね。
縫い方のポイント
・ぬいしろは(指定の無い限り)1cmです。切り取った布端から1cm内側を縫います
・縫いはじめと縫いおわりは返し縫いをしましょう
・きれいな仕上げのためには、こまめにアイロンをかけるのがポイントです
レイヤードパンツの作り方
(製作時間のめやす:3時間)
ここからは、レイヤードパンツの作り方を詳しく解説していきます。下記の手順で縫い進めてみてくださいね。
1.布を裁断する
アウトパンツの前後パンツは「左右対称」でとります。
生地の(オモテ)と(ウラ)が分かりづらい生地は、裁断するときに「目印」をつけておきましょう。
今回はインパンツのみ、オモテ面にマスキングテープを貼って目印としていきます。


左右対称に裁断する方法は左右対称に裁つでご確認くださいね。
合印も忘れずにつけておきましょう。
2.布端の処理をする
インパンツ・アウトパンツの前後パンツの布端を、ロックミシンまたはジグザグミシンで始末しましょう。

3.裾に折りぐせを付ける
インパンツ・アウトパンツの前後パンツの裾を、1cm→2cmで三つ折りしてアイロンをかけます。
ここでは折り目をつけるだけです。
まだ、縫いません。

4.アウトパンツを縫う
アウトパンツは、股下・股上を袋縫いで仕上げます。
まず、股下から縫っていきます。
前後パンツを外表に合わせ、ぬいしろ5mmで縫い合わせましょう。
裾の折り目は、開いて縫いますよ。
パンツ本体が中表になるようたたみ直し、アイロンで整えます。
ぬいしろ1cmで袋縫いにしましょう。
縫えたら、ぬいしろは後ろパンツ側へ倒しておきます。
裾の三つ折りをもう一度アイロンで整え、縫いましょう。
続いて、脇を縫います。
パンツ本体を中表にたたみ、ぬいしろ2cmで縫い合わせます。
※縫うのは、スリットあきどまりまでです。
縫えたら、ぬいしろを割っておきましょう。
スリットのぬいしろを8mm→1.2cmの三つ折りにします。
この時、裾の角をきれいに仕上げるために、ちょっとしたポイントがあります。
三つ折りを一旦開き、角を折り込みます。←②
もう一度、三つ折りをアイロンで整えましょう。←③④
スリット上のぬいしろは、自然に開くようアイロンで整えます。
スリットにステッチをかけます。
あきどまりは、補強のため二重に縫っておきましょう。
もう一方のパンツも同様に縫いましょう。
次に、股上を縫っていきます。
左右パンツを外表に合わせましょう。
股下の縫い目同士をしっかり合わせ、ぬいしろ4mmで縫い合わせます。
縫えたら、パンツ本体が中表になるようたたみ直し、アイロンで整えます。
ぬいしろ6mmで袋縫いにしましょう。
縫えたら片足を引き出し、ぬいしろは右パンツ側へ倒しておきます。
これで、アウトパンツができました。

5.インパンツを縫う
インパンツを中表にたたみ、股下を縫います。
ぬいしろは1.5cmです。
縫えたら、ぬいしろは割っておきましょう。
裾の三つ折りを折り直し、ぐるりと縫います。
もう一方のパンツも同様に縫います。
次に、股上を縫っていきます。
片方だけオモテに返し、もう一方に入れ込み左右パンツを中表に重ねます。
ぬいしろ1cmで縫い合わせます。
強度を高めるため、同じところを2重に縫いましょう。
縫えたら片足を引き出し、ぬいしろは左パンツ側へ倒しておきます。
インパンツが出来ました。

6.インパンツとアウトパンツを仮縫いする
インパンツとアウトパンツ、どちらもオモテが外側になるように重ねましょう。
ウエストの、前中心と後ろ中心がピッタリ合うようにしてくださいね。
この時、それぞれの股上のぬいしろは重ならないように、下の写真のように逆方向へ倒してあるか確認してくださいね。
布端から5mmで仮縫いします。
7.ウエストを仕上げる
パンツ本体に、ウエスト布を縫い付けていきます。
ここでは分かりやすいように、無地の生地に赤い糸で縫って説明していきます。
(他の型紙の画像を使用しています。途中、無いはずのポケットがついていたりしますが、気にせず進めてくださいね。)
それでは、進めていきます。
ウエスト布を中表に折り、布端をぬいしろ1cmで縫い合わせます。
ゴム通し口は縫わずにあけておいてくださいね。
(この縫い目が、後ろ中心になります)
ぬいしろを割り、ゴム通し口にぐるりとステッチを入れます。
ウエスト布とパンツ本体を中表に合わせて、ぬいしろ1cmで縫い合わせます。
前中心、後ろ中心、脇の合印をしっかりと合わせましょう。
※ウエスト布の後ろ中心は、ゴム通し口がない方の布端を縫い合わせます。
※本来の生地だと、今は下の写真の状態です。
それでは、作り方に戻ります。
ぬいしろは、ウエスト布側へ倒しておきましょう。
ウエスト布の端を、アイロンで1cm折ります。
縫い合わせた縫い目をかくすように、ウエスト布を半分に折ります。
パンツ本体のオモテからまち針で留めます。
この時、まち針がウエスト布のウラ側の端をきちんと拾えているか、確認してくださいね。
※本来の生地だと、今は下の写真の状態です。
それでは、作り方に戻ります。
パンツ本体のオモテから、ウエスト布の端1mmくらいでステッチをかけ、ウエスト布を縫い押さえます。
内側の布端を縫い落さないように、ゆっくりと進めましょう。
ウエストにゴムを通し、ゴム端を2cmほど重ねてしっかりと縫いとめましょう。
8.レイヤードパンツが完成
レイヤードパンツが完成です!※Mサイズで作りました
アウトパンツをチラっとめくると、インパンツが見えます。
ウエスト布はインパンツの黒を効かせて全体の引き締め、アクセントに。
柄×無地の組み合わせも素敵ですが、同系色&素材違いの生地で作ると、素材感が映えて楽しいです。
◎レイヤードパンツ 型紙購入はこちら▼



プロのパタンナーが企画・製作する、本格的で作りやすい日常着の洋裁型紙(パターン)
布・型紙・資材パーツなどセットになったソーイングキット!




