手足も動く!北欧の妖精トムテ人形を手作りしよう♪【無料型紙】【手縫いOK】
クリスマスの季節や冬の時期に飾りたい
北欧の妖精トムテ人形の無料型紙と作り方
トムテとは
ノルウェーやデンマークなどの北欧に伝承する妖精、トムテ。
地域によって、ノームやニッセ、トントゥなど様々な呼び方があります。
北欧では、クリスマスというとサンタクロースよりもトムテを思い浮かべる方も多く、家中あちこちにトムテ人形を飾るみたいですよ。
今回作り方を紹介するトムテ人形は、手足にワイヤー(針金)を仕込んでくねくね動かすことができるタイプ。
中に粘土を仕込んで重みを出すので、安定して飾れます。
粘土は、ある程度重みがあって乾くと固まるものを選んでくださいね。100円ショップなどでいろいろな粘土を持って比べてみるのがおすすめです。
パーツが多くて作るのが大変そう!!と思った方、安心してください♪
靴下を作って簡単に作る方法も紹介していますよ。
手足を動かせるトムテ人形の原寸型紙(1枚)
※クリックするとA4サイズの型紙が見られます。印刷する際は100%で出力してください
手足を動かせるトムテ人形の材料・裁断サイズ
【布の用尺】
・お好きな布:タテ20cm×ヨコ45cm
・フェルト布:タテ20cm×ヨコ25cm
ボディ用布(フェルト) | 型紙通り 1枚 |
帽子用布 | 型紙通り 2枚 |
腕用布(フェルト) | タテ8cm×ヨコ8cm 2枚 |
脚用布 | タテ12cm×ヨコ8cm 2枚 |
靴本体用布 | 型紙通り 2枚 |
靴底用布 | 型紙通り 2枚 |
羊毛フェルト | ひげにしたい束 20cm |
鼻用ウッドパーツ(大) | 直径1.5cm程度 1個 |
手用ウッドパーツ(中) | 直径1cm程度 2個 |
重みのある粘土 | 5cmの立方体程度※1 |
わた | 手のひら程度 |
ワイヤー(針金) | 約50cm※2 |
布用ボンド | |
フェルト色の糸 |
※1.石粉粘土などのある程度重みがある、乾燥すると固まるもの。
※2.スムーズに動かせて、しっかりと形を保持できるもの。ここでは1.5mmのアルミワイヤーを使用。
できあがりサイズ
帽子~ボディ:22cm/脚:頭囲12cm
手足を動かせるトムテ人形作りで使用した生地
手足を動かせるトムテ人形の作り方
1.型紙にそって布をカットする
まず、帽子用布のウラ面に型紙にそってチャコペンで写しとり、さらに周囲ぬいしろ5mmをとって描きます。
ぬいしろの線でカットし、帽子用パーツ2枚を切り出しました。
ボディ用パーツも同様に型紙にそって写し、5mmのぬいしろを描いてカットします。
靴本体と靴底パーツは、ぬいしろなしで型紙通りにカットします。
2.帽子パーツを作る
帽子パーツを中表半分に折り、斜めの部分をぬいしろ5mmで縫い合わせます。
片方の帽子パーツには返し口を作っておきましょう。
表に返したときに角がきれいに出るように、先端のぬいしろをカットしておきます。
2枚の帽子パーツを中表で合わせ、カーブの部分をぬいしろ5mmで縫い合わせます。
この時、それぞれの縫い目をずらしておくと、表に返したときに仕上がりがきれいですよ。
返し口から表に返します。
返し口がある方を内側に入れこんで、先端を整えたら帽子パーツの完成です。
返し口は縫わなくてOKです。
3.脚パーツを作る
脚用布を中表で半分に折り、中央(端から2cm)のところで縫い合わせます。
表に返します。縫い目のところで布を折り、端に針に通した糸を結んだら、
わっかの中を通してずるずるひっぱると、簡単に表に返すことができますよ。
脚パーツ2つ完成です。
4.腕パーツを作る
腕用布を中表で半分に折り、中央(端から2cm)のところで、真ん中まで縫い合わせます。
目打ちなどを使って表に返します。
縫っていない部分の布端を整えます。
縫っていない部分はある程度隠れますが、このままが気になる場合は、ざっくりまつり縫いで縫って下さいね。
縫ってある方が手側、縫ってない方が肩側となります。
手側にウッドビーズ(中)を縫い付けます。
内側のフェルト布に縫い付けると仕上がりがきれいですよ。
これで腕パーツ2つの完成です。
5.靴パーツを作る
靴本体用布を半分に折り、上部2cmを開けてまつり縫いで縫い合わせます。(写真参照)
靴本体と靴底をまつり縫いで縫い合わせます。(写真参照)
6.ボディパーツを作る
ボディ用布を中表で半分に折り、直線部分をぬいしろ5mmで縫い合わせます。
この時、上1/3は返し口として縫わないでおきます。
脚パーツをオモテ面に縫い付けます。
ボディパーツの縫い目を真ん中にして、左右に縫い目にそっておき、布端を縫い付けましょう。
円の部分をふたをするように閉じて、ぬいしろ5mmで縫い合わせます。
ミシンで縫うこともできますが、チャコペンの線に合わせて手縫いした方がきれいに仕上げることができますよ。
返し口から表に返します。これでボディパーツの完成です。
返し口は縫い閉じなくてOKです。
7.ボディに粘土とわたを詰める
用意した粘土の2/3程度をとり、長細い形にします。
粘土を中に詰めます。
上から強くグッと押して粘土を平らにつぶします。
ボディいっぱいにわたを詰めます。
8.ボディに腕を縫い付ける
ワイヤーを9cmに2本カットし、両端をくるくる丸めて腕パーツより1cm短い長さにします。
腕パーツの中にワイヤーを通し、丸めたワイヤーの中心に針を通し、布から見えないように縫い付けます。
丸めたワイヤーの中心に針を通して、腕パーツをボディの両側に縫い付けます。
手が床につくかつかないかの位置に縫い付けましょう。
9.ひげと鼻をつける
羊毛フェルトの両側を目打ちや櫛などでとかして、すいた状態にします。
白い縫い糸を針に通し、羊毛フェルトの半分より少し上のところでぎゅっと結びます。
腕より1cm上のところに糸を結んだ後に針をボディに何度か通して、しっかりと固定します。
羊毛フェルトの上から肩より1cm下の高さにウッドビーズ(大)を縫い付け、鼻を作ります。
上にあげてた残りの羊毛フェルトを下し、全体を整えます。
10.脚と靴を縫い合わせる
ワイヤーを14cmに2本カットし、両端をくるくる丸めて脚パーツと同じ長さにします。
脚パーツの中にワイヤーを通し、丸めたワイヤーの中心に針を通して布端に縫い付けます。
靴の中に半分の高さまで粘土を詰めて平らにします。
脚のワイヤーを靴の中の粘土に埋めるように押しこみ、ずれないように脚と靴を簡単に縫っておきます。
11.帽子をつける
帽子をクシャッとさせたい場合は、ペンの後ろなどでぐっと押し込んで形を作ります。
ボディの上の方にボンドをつけ、帽子をかぶせます。
手足を動かせるトムテ人形が完成!
これで、手足を動かせるトムテ人形の完成です。
パーツは多いですが、ひとつひとつ作れば、けっこう簡単に作れましたね~!
色々なカラーや柄のトムテ人形を作って、あちこちに置いちゃいましょ♪
ウッド―ビーズの穴に通して、手に何か持たせることもできますよ~。
手足を動かせるトムテ人形作りで使用した生地
靴下を使って簡単にトムテ人形を作ろう♪
手足をつけず、ボディや帽子に靴下を使えば、簡単にトムテ人形を作ることができますよ。
帽子に靴下を使う
靴下の上部10cmをカットします。
裏返して上下逆にし、上端から5mmのところをざくざくと縫います。
縫い始めと縫い終わりをキューっとひっぱって絞り、結びます。
表に返します。
腕や脚をつけていない状態のボディを作り、ひげと鼻をつけます。
鼻は下から4cmのところにつけましょう。
帽子をボンドでつけて完成です。
ボディに靴下を使う
靴下の上部15cmをカットします。
裏返して、下端から1cmのところをざくざくと縫い、縫い始めと縫い終わりをキューっとひっぱって絞り、結びます。
中に粘土とわたを詰めて、上端も縫って絞ります。
ここではひげにモヘアの糸を使ってみました。
ひげと鼻をつけ、ひげをカットして整えます。
鼻は下から6cmくらいのところにつけましょう。
帽子はフェルト1枚で作ると簡単ですよ。
斜めの部分だけ5mmのぬいしろをとってカットします。
お好みで刺繍をしても良いですね。
(もっと下に刺繍をした方がバランス良かったかも。。。)
中表で半分に折り、斜めの部分をぬいしろ1cmで縫い合わせます。
表に返し、先端を目打ちでしっかりと出します。
帽子をボンドでつけて完成です。
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