デニムパンツ(ジーパン)をトートバッグにリメイクする方法を丁寧に解説!
いらなくなったデニムパンツ(ジーパン)をそのまま使ったトートバッグを作りましょう!
裏布に別の布を使ってあげれば分厚いところ同士を縫い合わせずに作れるので、家庭用ミシンでも作れちゃうんです。
裏布があるので、デニムにダメージがあってもOK!表からでもチラ見えするので、柄布を合わせるのもおすすめ。
デニムパンツのポケットをそのまま使うので、ポケットがたくさんの多機能バッグに!
ファスナーやボタンもそのまま使うので、アクセントになって素敵ですよ。
サイドを正面として仕立てるので、いかにも!なかんじにならず、おしゃれに仕上がるのがポイント。
持ち手にデニムパンツの股下部分をたっぷり使っているので、肩にかけて使いやすいデザインです。
ぜひ作ってみてくださいね。
デニムパンツをリメイクしたトートバッグの材料
デニムパンツ | 1本 |
裏布 | タテ50cm×布幅程度 |
※糸はデニム用の30番手(#30)の太めの糸、針は厚手生地用の16号(#16)がおすすめです。
できあがりサイズ
ストレートのデニムパンツ(大人用)を使用した場合:タテ30cm×ヨコ50cm×マチ12cm程度
裏布で使用した生地
デニムパンツをリメイクしたトートバッグの作り方
1.デニムパンツをカットして開く
サイドが上になるように置いたら、後ろのポケットの下端から10cmほど離したところでばっさりとカットします。この部分がバッグ本体となります。
股下部分をリッパーでほどきます。
サイドが上になるように置き、ウエスト部分と平行になるように下端をざっくりカットします。
前側のファスナーの縫い目の下までをリッパーでほどきます。
ファスナー下のカーブ部分が平らになるように重ねてまち針でとめ、既製のステッチにつなげるようにコバステッチします。
後ろの片方のポケットが折れない位置でサイドが上になるように置き、下の部分がまっすぐになるようにカットします。
この面がバッグの正面となります。
2.ファスナーの片側をはずす
上に重なっている方についているファスナーをリッパーでほどき、ウエストに縫いこまれている部分はカットしてファスナーをはずします。
下の方のエレメント(歯)の間にハサミを入れて、片側のファスナーを切り取ります。
3.底部分を作る
先ほどカットした下の部分を縫い目のところでカットして開きます。
斜めの部分をカットして、片足分で同じ大きさの長方形が2枚できるようにカットします。これが底パーツとなります。
【point】底部分で使うのは片足分の2枚ですが、後ほど持ち手を作る時にも同じパーツを2枚使うので、ここで4枚分作ってしまいましょう。
バッグ本体の下に、1cmだけ重なるように裏返しにした底パーツを横向きで置き、チャコペンで延長線を布パーツに描きます。
1cm重なっている部分は、反対側に角度をつけて描きましょう。
底パーツ2枚を中表で重ね、描いた線に沿って縫い合わせたら、ぬいしろ1cm残してカットします。
バッグ本体の下辺と縫い合わせた底パーツを中表で合わせ、ぬいしろ1cmでぐるりと縫い合わせます。
4.袋口布を作る
袋口部分に使う布を2枚カットします。
タテ10cm×ヨコはウエスト幅より少し長めの布を用意します。
ウラにした袋口布に、上から3cm離したところにバッグ本体を置いて、チャコペンで本体の形をなぞります。
バッグ本体のファスナー部分はしっかりと開いた状態でなぞりましょう。
上3cmの部分はそのまま垂直に描きます。
袋口布2枚を中表で合わせ、描いた線に沿って縫い合わせたら、ぬいしろ1cm残してカットします。
5.裏布を作る
裏布を2枚カットします。
ヨコはデニムパーツ下辺のヨコ幅+2cm、タテはデニムパーツのタテ幅+3cmでカットしましょう。
裏布(ウラ面)→袋口布→バッグ本体の順番に重ね、袋口布は上端合わせ、バッグ本体は下端合わせにして、全てがおさまるように置きます。
いったんバッグ本体をどかして、裏布に袋口の形をチャコペンでなぞります(ぬいしろ線)。
なぞったら袋口布をどかして、1cm内側の仕上がり線も描きます。
再び裏布にバッグ本体を置き、チャコペンで形をなぞります。
裏布を中表で合わせ、両側をなぞった線にそって縫い合わせます。この時、片側に返し口を作っておきましょう。
6.本体に袋口布を縫い付ける
バッグ本体の上端から3cmはみ出るように袋口布をまち針でとめ、ベルト部分の中心のところでぐるりとステッチをして袋口布を縫い付けます。
ファスナー上のボタンや穴のところはよけてOKです。ファスナー部分のところを最後に縫うようにすれば幅の調整もできますよ。
ベルト通しの部分は、下でいったん返し縫いして縫い終わり、反対側からまた返し縫をして縫い始めるを凝り返してつなげましょう。
デニムの上から袋口布も一緒にファスナーの縫い目のカーブに合わせてステッチし、ファスナーからの穴をふさぎます。
7.持ち手を作って縫い付ける
工程3で作った片足分の長方形2枚を使って持ち手を作ります。ここではそのままの長さで持ち手にしていますが、お好みに合わせて長さを調整してください。
両端を中央合わせで折り、アイロンでしっかりと折り目をつけましょう。
さらにパタンと半分に折ってアイロンをかけます。
両側にステッチをします。これが持ち手になります。
バッグ本体と袋口布の間に持ち手をさしこみます。
ベルト通しの部分はよけて、左右対称になるようにしましょう。
バッグ本体に持ち手を縫い付けます。3重に返し縫いをして、しっかりと縫い付けましょう。
【パワーがないミシンの場合】
ミシンのパワーがなくて、持ち手とデニムのウエスト部分を一緒に縫えないという場合は、袋口の方に縫い付けて下さいね。
8.裏布を縫い付ける
袋口布をぬいつけたバッグ本体と裏布を中表で合わせ、袋口部分をぬいしろ1cmでぐるりと縫い合わせます。
バッグ本体と裏布の底をそれぞれぬいしろ1cmで縫い合わせます。
9.底マチをつける
底マチを付ける場合は、下の角を三角に折ってマチを作ります。
ここでは12cmのマチ幅としましたが、お好みの幅でどうぞ。
マチのつけ方がわからない場合は、『2枚仕立て(裏地つき)バッグの底マチをきれいに作る方法』を参考にしてください。
10.表に返す
返し口から表に返したら、返し口を縫い閉じます。
袋口をアイロンで整え、ぐるりとステッチをかけます。
が完成!
これでデニムパンツをリメイクしたトートバッグの完成です。
ファスナーやボタンがおしゃれです。
後ろ面はこんなかんじです。
いろいろなポケットがあって使いやすいですよ。
リメイクしたバッグを持ってお出かけしましょ。
持っているだけでわくわくしますね♪
nunocoto fabricの布は4,000以上のデザインから選べます!
デニムと柄布の相性はとても良いので、デニムをリメイクするのにどの布を合わせるかを考えるのも楽しいです。
nunocoto fabricは、お客様からご注文をいただいてからご希望の柄を指定の生地にプリントしてお届けする、布のオンラインショップ。4,000以上の柄から好きな生地を選ぶことができます。
【現在プリントに使用している生地】
・オックス(100%コットン)
・ダブルガーゼ(100%コットン)
・ビエラ(リネン25% コットン75%)
・キャンバス(100%コットン)
・ローン(100%コットン)
・ツイル(100%コットン)
裏布デニムパンツをリメイクしたトートバッグ作りで使用した生地
デニムパンツをリメイクしたトートバッグ作りにおすすめの生地
ドラゴンと龍
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TOMATO
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とけあう
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mountain everlasting
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木槿C(グレー)
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ツールボックス
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柚子
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みかん箱
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デニムの裾を巾着型ハンドバッグにリメイク
もっと簡単にデニムのリメイクバッグを作りたい!という方は、デニムの裾を使った巾着型ハンドバッグはいかがでしょうか。『デニムパンツ(ジーパン)の裾を巾着型ハンドバッグにリメイク!』で作り方を公開しているので、ぜひこちらものぞいてみてくださいね。
デニムパンツのリメイクまとめ記事
他にも、いろいろな種類のバッグや布小物、洋服類にリメイク方法を紹介しています。