ルームシューズ2種の作り方【ホームソーイング型紙シリーズNo.020】
こちらは【ホームソーイング型紙シリーズ】No.020_ルームシューズ2種 型紙 をご購入いただいた方や、検討中の方に向けたページです。
※本型紙および作り方を使用して制作した商用利用を目的とした販売、およびコンクール等応募作品として出品することはご遠慮ください。
ルームシューズ 仕上がりサイズ M / L
Mサイズ 23.5cm~25cm程度
Lサイズ 25.5cm~27cm程度
・【ホームソーイング型紙シリーズ】No.020_ルームシューズ 型紙
・生地 用尺 タテ80cm ※布幅110cmの場合
★向いている生地素材 コットンツイル、リネンウール、コーデュロイなど 中厚手生地
・キルト芯 タテ40cm ※こちらを使用
必要な道具
裁ちばさみ、まち針(クリップ)、ゴム通し、チャコペン、定規
布の裁ち方図
裁断のポイント
裁断図は、型紙の「わ」を開いた状態で掲載しております。
合印の写し方や、型紙と布の裁断の仕方、型紙を扱うときのポイントなどは、
ホームソーイング型紙シリーズの型紙の使い方(記号の読み方・裁断の仕方)でご確認くださいね。
縫い方のポイント
※ぬいしろは(指定の無い限り)1cmです。切り取った布端から1cm内側を縫います
※縫いはじめと縫いおわりは返し縫いをしましょう
※きれいな仕上げのためには、こまめにアイロンをかけるのがポイントです
ラウンド型もスクエア型も基本の縫い方は同じです。
スクエア型の場合は、途中でつま先にダーツを縫うことで形がスクエアになります。
ルームシューズの作り方
1.生地を裁断する
今回は、nunocoto fabricのコットンツイル生地を使っています。
ルームシューズの見えている部分を外側、肌にあたる部分を内側と呼んでいきます。
本体と底面、同じ生地を使っていますが、内側を無地生地などで作ってもいいですね。
底面にはキルト芯を2枚重ねてふわふわにします。
本体・底面の外側内側の生地は左右対称に裁断するよう気を付けましょう。
合印も型紙から写すことを忘れずに。
裁断してしまうとどのパーツかわかりづらくなるため印をつけておくことをおすすめします。
キルト芯の合い印はなくても良いですが、返し口のある辺がわかるよう印をつけておくと良いでしょう。 パーツが多いですが、左右や外側内側の向きを間違えないよう慎重に裁断していきます。
スクエア型の場合、つま先のダーツの印も忘れずにつけておきます。
クロス部分は交点に目打ちなどで印をつけておきましょう。
2.かかとタグを縫う
かかとタグの布をタテに四つ折りします。
両端を1cm折り、中心でさらに折りステッチして縫い押さえます。
3.かかとを縫う
本体のかかとを縫い合わせていきます。
本体内側(肌に触れる側)の布にはキルト芯を重ねておきます。
返し口の位置を確認して向きを間違えないように気を付けましょう。
本体を中表に折り、かかと部分を合わせて、ぬいしろ1cmで縫い合わせます。 ぬいしろは開いてアイロンで整えます。 スクエア型は、ここでつま先のダーツを縫います。
中表になるよう、印同士が合うようにたたみます。
目打ちで押さえているのが、型紙のクロス中心です。 赤点線の部分を縫い合わせますが、頂点の部分は返し縫せず糸端を長めに残します。 残した糸を生地ぎりぎりで玉結びして、糸を短くカットします。 本体外側のぬいしろは中へ向けて、本体内側(キルト付き)のぬいしろは外へ開くように倒しておきます。
4.履き口を縫う
本体外側のかかとに、かかとタグを半分に折って仮縫いします。
本体外側と内側(キルト付き)の履き口を中表に合わせます。
返し口側があっているか確認して重ねましょう。
後ろ中心を合わせ、
生地2枚とキルト芯の端を揃えたらぬいしろ1cmで縫い合わせます。
ぬいしろに切り込みを入れます。 先ほどの縫い目を切らないようギリギリまで切込みを入れるときれいなシルエットになります。
スクエア型の場合は、V字なので中心に必ず切込みを入れてあげましょう。
本体布を1枚を履き口に入れ込み、オモテに返していきます。 履き口の形を整え、本体内側の布を少し控えたら履き口を5mmでステッチします。
5.縁を縫う
前後の中心と脇の合い印をしっかりと合わせ、本体布2枚とキルト芯の布端を揃えたらぐるりと縁を布端から5mmで仮縫いします。
キルト芯は無理に揃えず、はみ出た分はカットしてきれいに揃えておきます。
ラウンド型のみ、つま先部分にギャザーを入れます。
粗いミシン目で、布端から5mm~7mmの部分を縫います。
糸端は両側とも返し縫いせず長めに残します。
上糸のみをゆっくりとひき、ギャザーを寄せます。
糸が切れてしまうとやり直しなのでゆっくりと丁寧に進めましょう。
ギャザーを入れることでつま先がきれいに丸くなります。
詳しいギャザーの寄せ方はこちら☆
6.底を縫う
本体外側に底外側を中表に重ねます。
返し口の位置を揃えます。
前後中心と返し口位置を合わせてとめます。 本体をたたむようにして入れ込み 反対側の合い印もとめます。 底のカーブに合わせてギャザーを調節してください。 ぐるりと1周、ぬいしろ1cmで縫い合わせます。
ここでは、返し口は不要です。 縫えたら、本体が見えるように置きます。(本体内側が見えています)
底内側とキルト芯2枚を重ねます。
返し口側をそろえて重ねましょう。
3枚がずれないように手縫いでざっくりと仮縫いします。
ぬいしろ5mmで縁を縫い合わせます。
底内側(キルト付き)を裏返し、本体の上に重ねます。
返し口の位置を確認しましょう。
先ほど底を縫い合わせたのと同じように、合印を合わせて縫い合わせます。
縫うときは、先に縫った底外側の縫い目を見ながら同じラインを縫っていきます。 今回は、返し口部分を開けておくので気を付けてくださいね。
手縫いの仮縫いの糸をほどきます。
7.オモテに返して返し口を縫いとじる
返し口からオモテに返します。
ぐるりとすべて出したら、
返し口を手縫いでとじます。
これはまだ裏返しですよ。
内側が見えている状態なので最後にオモテに返しましょう。
オモテに返して形を整えたら…完成です!
完成
もう片方を同じように作ったら、ルームシューズが出来ました。
スクエア型は、カバの顔みたいで可愛いです。
作り方工程【6】から完成までをInstagramライブでお届けした際の様子も合わせてどうぞ。
サンプル使用生地はこちら
ふんわり厚手タイプのキルト芯、キルト芯(アイロン接着なし/ふんわり厚手タイプ)
広大な草原と、そこで駆け回る馬を描いた大人っぽいテキスタイルデザイン、sougen
※こちらのデザインのツイル素材を使用しました
温かみのある水彩タッチの、おうち柄のテキスタイルデザイン、at home mini(グレー)
※こちらのデザインのツイル素材を使用しました
型紙の購入はこちら
【ホームソーイング型紙シリーズ】No.020_ルームシューズ2種 型紙