ポイントは2つ!ギャザーをきれいによせる方法
洋服作りにワンポイント添えてくれるのが、ギャザーです。
大人服も、子ども服もたっぷりのギャザーでふんわりと。
ギャザーがきれいによると形もきれいに仕上がります。
ギャザーを上手によせるには、ひと手間が必要なんです!
ちょっと面倒だなと思っても、仕上がりに差が出るこのひと手間はとっても大事です。
ギャザーのよせ方
ギャザーをきれいによせるためのポイントは2つあります。
・粗いミシン目で2本縫うこと(手縫いの場合は細かいなみ縫い)
1.合印を付ける
型紙に印がある場合はしっかりと印を写しておいてください。
無い場合は、脇と中心に印をつけます。
チャコペンで印をつけたり、布端に少し切り込みを入れるなどして印をつけます。
この印を合わせることによって、ギャザーをバランスよくよせていけるので大切です。
2.ミシンの縫い目を粗目する
粗目にする方法は、ミシンによって異なりますのでお使いのミシンの説明書をよく読んでくださいね。
1針分の長さが3~4mm程度を目安にしてください。
3.ぬいしろに2本直線で縫い目を入れる
ぬいしろを縫っていきますが、この時2本縫うことがポイントです!
1本だとギャザーがあちこち向いてしまい、あまりきれいによりません。
2本縫うことでギャザーが安定するのです。
目安:1cmのぬいしろであれば布端から5mmと8mmあたりを縫う
また、両側の糸端を長め(10cmほど)にしておき、
返し縫いはしません。
わかりやすいように上糸を赤にしてみました。
実際に縫う時もぬいしろで見えなくなる部分ですので、慣れるまでは糸の色を変えて縫うと分かりやすいですね。
4.ギャザーをよせる
合い印を合わせてまち針でとめます。
布端の糸を上糸同士、下糸同士に分けて、
布端を抑えながら2本の糸の上糸のみ(または下糸のみ)を一緒に引き、ギャザーを寄せていきます。
この時、2本の縫い目の引く糸は上糸か下糸どちらかに合わせて同じ糸を引いてください。
別々の糸を引くとひっかかってきれいにギャザーが寄りません。
合わせる布と引いている糸の長さが一緒になったら、糸端をしっかりと結んでギャザーが広がらないようにします。
右端から中心まで、左端から中心まで、のようにわけてギャザーをよせていくとバランスよくよりやすいです。
長さが決まり、ギャザーが均等になるように調節したら、こまめにまち針でとめましょう。
「脇から中心まで」や「前と後ろ」など、合い印を目安に分けて縫うと良いでしょう。
それぞれでギャザーをよせていきます。
・手縫いの場合は、細かいなみ縫いで2本。よせ方などはミシンと一緒です。
手縫いでギャザーをよせるときや、仮縫いの時に使う「しつけ糸」というものもあります。
しつけ糸は後から取り外すことを前提に考えられています。
切れやすい柔らかな糸なので、ギャザーをよせる際には切れないように気を付けてくださいね。
5.本縫いする
本縫いします。
が、その前に忘れてはいけない重要なこと!
それは、ミシンの縫い目を戻すことです!
これ忘れがちなんですよねぇ~。忘れずに忘れずに。
ぬいしろをアイロンでおさえて、完成!
ぬいしろは、ギャザーをよせていない布の方へたおしましょう。
この時、ふんわりできたギャザーをつぶさないように気をつけて~。
表をみれば、ふんわりきれいなギャザーの完成です!
ちょっと手間だなぁと思えるこの作業ですが、出来上がりはワンランクアップ!
このひと手間はやらないとソンですよ!
是非、きれいなギャザーですてきな手作りしてください。