猫のためのハンモック=ニャンモックを手作りしよう!
【作業時間】30分 レベル★☆☆☆☆
猫用のハンモック=通称「ニャンモック」
おうちの猫ちゃんのために、手作りしてみるのはいかがでしょうか♪
実は猫だけでなく、フェレットなどにも大人気のハンモック。
今回は、ハンモックのメリットや簡単な手作りの方法、お手入れなどについて紹介します。
猫の睡眠時間
猫は、居心地のよい場所で寝るのが好きですよね。
リラックスして寝ることができるよう
安心できる寝床を用意してあげたいものです。
猫の睡眠時間は、一日平均12~16時間といわれています。
子猫はさらに長く、18~20時間。
一日の大半を眠って過ごしていることになります。
「猫」の語源が「寝る子」であるという説を聞いたことがありますが
思わず納得してしまいますね。
確かに、家の中で見かけるたびに、いつも寝ている、、、
猫と暮らす人なら(そうでない人も)
誰しも『猫になりたい』と思ったことがあるのでは。
猫ハンモックのメリット
寝床で過ごす時間が長いのなら
猫の寝床は、猫にとって最高にくつろげる場所でなくては。
猫にとって「狭い」と「高い」=安心できる
狭いところが好きな猫。
外敵に見つかる心配がなく、安心できるためです。
たいてい、慣れない場所に連れてこられた猫は
狭い隙間などに隠れてしまいます。
慣れたおうちでも、クローゼットの中など大好きですよね。
高いところが好きな猫。
棚の上やキャットタワーなどの高いところにいれば、
まわりを見わたすことができ、危険を察知できるからです。
警戒心の強い猫でも、高い棚の上などで仰向になって寝ていることもありますね。
体にフィットして、しかも床より高い場所に設置するハンモックは
猫にとって安心できるポイントがそろっています。
寒さ対策
冬になると、猫が一緒に布団へ入ってくれる!
猫と暮らす人にとって至福の時期ですね。
そんな寒さが苦手な猫にとって
ハンモックは寒さ対策にもなります。
部屋の中で、暖かい空気は上にいくので
床から離れたところに設置するハンモックはぴったりです。
ハンモックと言っても、様々なタイプがあります。
フックで引っ掛けるだけのシンプルなタイプや
窓に貼り付けるタイプなど。
今回は、一番シンプルな猫ハンモックを手作りする方法をご紹介します。
猫ハンモックの材料
完成サイズ:52×48cm(ひもは含まず)▪表布、裏布(どちらもツイル)・・・それぞれ 50cm×54cm
▪アクリルテープ(2cm幅)・・・・・30cm × 4本
▪ナスカン(2cm幅用)・・・・・・・4個
(フック付の金具)
▪アジャスター(2cm幅用)・・・・・4個
(ベルトの長さを調節する金具)
猫ハンモックの作り方
1.アクリルテープに、パーツを付ける
アクリルテープの片方の端をアジャスターに通し、縫い付けます。
※この時、アジャスターの裏表に注意!山なりの方が表です。
反対側の端からナスカンを通します。
端をぐるっと持ってきて、もう一度アジャスターを通します。
これで、一本用意できました。
残りのアクリルテープも、同じように準備します。
2.ハンモック本体布を縫う
表布と裏布を中表に合わせ
先程、パーツを取り付けたアクリルテープを
4つの角に挟み込みます。
※布とパーツの重ね方
返し口を10cmほど残して、まわりをぐるっと一周縫います。
ぬいしろは1cmです。
※この時、アクリルテープの部分は、テープに対して垂直に縫います。
テープを挟んだ部分は何度か返し縫いをしておきましょう。
縫い線を切らないように注意して、角をカットします。
ひっくり返した時に、ぬい代がもたつかないようにするためです。
ぬい代を割ってアイロンをかけ、返し口から表に返します。
再度アイロンで整えてから、まわりをぐるっと一周縫います。
生地の端から2mmくらいで縫いましょう。 ハンモックの強度を上げるため
アクリルテープの付け根を縫います。
こうすることで、丈夫なハンモックになりますよ。
多頭飼いのおうちや、体の大きな猫ちゃんのいるおうちは、
特におすすめです。
完成!
ケージやスチールラックなどに引っ掛けたら
あっという間に猫ハンモックの完成です!
設置場所を決めたら、ひもの長さを調整しましょう。
必ず、ハンモックの強度をしっかりと確認してから使ってくださいね。
早速、チェックしにやってきた子が♪
お、いいかも! こ、これは、、、ゆらゆらして眠くなっちゃうぅ、、、 すぴーーーーー
お気に入りの場所になったかな?
窓際に設置すれば、更に気に入ってもらえそうですね。
猫ハンモックのお手入れ
布製のハンモックなら気軽にお洗濯ができ、常に清潔に保つことができます。
コロコロなどで猫の毛を取り、手洗いするか洗濯ネットに入れて洗濯機へ。
いくつか作って、洗い替えを用意しておくと
ハンモックで粗相してしまった!なんて時も
すぐに洗えて安心ですね。
また、床に置かないので掃除がしやすいのもメリットです。
猫ハンモックにおすすめの素材と色
手作りするなら
季節によって生地を代えるのもおすすめですよ。
夏は、涼しい冷感素材やメッシュ素材。
冬は、ふわふわもこもこしたフリースやボア生地。
あったか生地で作れば、さらにワンランク上の寒さ対策にもなりますね!
また、猫の寝床って、すぐに毛まみれになりますよね?
掃除していたら猫ヒゲを発見し「今日は、いい日だな~♪」
なんてこともありますが、、、
もちろん、こまめに掃除するのが一番ですが
生地を選ぶ時にちょっとしたポイントがあります。
おうちの猫ちゃんの毛色に合わせて、毛が目立たない色柄を選びましょう。
我が家の猫ズの場合は毛色が白と黒なのですが、
グレー地やミックスカラーの生地だと
毛が目立ちにくくなり、おすすめです!
猫ハンモックの種類
今回、作り方を紹介したタイプも含め、ハンモックには様々な種類があります。
フックで引っ掛けるだけの一番シンプルなタイプ
→ケージを使っているおうちなら、ケージ内に設置可能。場所を取らずに省スペースで使える
イスの下に付けるタイプ
→こちらも省スペースで使え、猫にとって隠れ家的な場所になりそう
床置きタイプ
→安定した物が多く、乗る面が低いのでシニア猫ちゃんでも快適に使える
窓に吸盤で付けるタイプ
→窓の外を眺められるのは、猫にとって最高!
壁に設置するタイプ
→壁用のスッテプなどと組み合わせて使え、とってもおしゃれ
キャットタワー専用
→タワーの一番上に付いているタイプもあり、室内飼いで運動不足がちな猫ちゃんに
→多頭飼いのおうちは、奪い合いになりそう
天井から吊り下げタイプ(マクラメ編み等)
好みに合わせて、ピッタリのハンモックを選んでみてくださいね。
ぜひ、猫ちゃんにお気に入りの場所を用意してあげましょう♪
猫ハンモックの作り方に使った布はこちら
・太めのラインで描いた、シンプルなブロックチェックのテキスタイル「check check check(ライトグレー)」
・びよーんと伸びたり、ぴょんとジャンプしたり、両手を上げて「にゃお!」だったり。黒猫の魅力たっぷりなテキスタイルデザイン「black cat」
■猫ハンモックの手作りに適した生地素材は?
◎…ツイル
厚みがあり、縫いやすい
○…当店のオックス、ビエラ、シーチング
薄手なので、内布に厚手生地を合わせたり、
生地裏のアクリルテープを縫いつける辺りに接着芯を貼るのがおすすめ
△…ローン、ダブルガーゼ
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