これ1つでグレードアップ!クリスマスツリーの足元をおしゃれにカバー ツリースカートを手作りしよう
日に日に、肌寒く感じる日が多くなってきましたね。
11月に入って街でクリスマス飾りの売り場を見かけるようになり、すでにクリスマス準備を始めたnunocotoスタッフです。
クリスマスが近づいてくると、なんだかワクワクしてクリスマス売り場を見つけるたびにのぞいてしまいます。そうやって毎年、少しずつオーナメントなど買い足すのを楽しみにしています。
今年は、クリスマスツリースカートなるものを手作りしてみることに。
クリスマスツリーの大きさに合わせて、2つのサイズをご紹介します。
クリスマスツリースカートとは
さて、「クリスマスツリースカートって何??」と思った方もいらっしゃるのでは?
海外の映画などで見かける、リビングに飾られた大きなクリスマスツリーの足元にたくさんのプレゼント。よく見ると、プレゼントの下に何か敷かれています。そう!それが「クリスマスツリースカート」です。
もともとは、生木のツリーから葉っぱやロウソクの蝋が床に落ちて汚れるのを防ぐために使われていたそうです。
クリスマスツリーをきれいに飾り付けたら、クリスマスツリースカートでツリーの足元までおしゃれにカバーしてみませんか?
プラスチックや金属製のツリーの土台、ライトの電線など、ツリーの足元を隠すことができ、ツリーがよりいっそう素敵になります。
最近では、クリスマスツリーの装飾として定着してきているようで、量販店などでも見かけるようになりました。
でも、素敵なツリースカートってなかなかいいお値段だったり、気に入ったツリースカートが見つからない、、、
そんな時は、手作りしてしまいましょう!
クリスマスツリースカートの材料・裁断サイズ
【布の用尺】
起毛生地 タテ80cm ×ヨコ80cm
ボア生地 タテ70cm ×ヨコ100cm
キルティング生地 タテ100cm ×ヨコ100cm
起毛生地 | 型紙通り 1枚 |
ボア生地※ | 型紙通り 4枚 |
キルティング生地 | 直径97cmの正円 1枚 |
マジックテープ | 幅2.5cm×10cm 2本 |
※ボア生地は、ここではラビットファーを使用しています。
※150cm以下のクリスマスツリー用に直径65cmのツリースカートを作る場合、マジックテープは6cmのものを2本用意してください。その他の生地サイズについては、作り方内に記載しています。
できあがりサイズ
直径95cm
クリスマスツリースカートのサイズの目安
150cm以下のツリーなら直径70cmくらい、180cm以上のツリーなら直径100cmくらい
詳しくは【クリスマスツリースカート サイズの選び方】をご覧ください
クリスマスツリースカートで使用した生地
こちらは、当店オリジナルのキルティング生地。
薄手なので扱いやすく、家庭用ミシンでも縫いやすいので、様々な用途でお使いいただけます。
クリスマスツリースカートの作り方
1.型紙を作って、布を裁断する
50×50cmの紙を用意しましょう。
左下の角を起点に、定規で48cmのところに細かく印を付けていきます。
同じく、38cmと3.5cmのところに細かく印を付けます。
(※直径65cmのツリースカートを作る場合は、この時、33cm・26cm・3.5cmのところに印を付けてください)
印を付けたところ(3本)をハサミで切ります。
これで、起毛生地とボア生地の型紙ができました。
起毛生地から裁断していきます。
広げた布をまず半分に折り、
さらにその半分に折ります。
元々の布の中心を左下にして、型紙を載せます。
カーブの部分にのみ、各々1cmのぬいしろを付けて裁断します。
たたんだ布がズレないように、注意してカットしましょう。
裁断したら、たたんだ折り目に沿って円の外側に4か所、合印を付けます。
合印を付けた折り目のうち1か所だけ、中心まで切り込みを入れておきます。広げると、下の写真の状態になります。
次に、ボア生地を裁断します。
全ての辺に、ぐるっと1cmのぬいしろを付けて裁断します。
※ボア生地を裁断する時は、生地の土台布だけを切るようなイメージでハサミでカットしましょう。
ロータリーカッターは、ファーの毛足を切って短くしてしまうのでおすすめしません。
最後に、キルティング生地を裁断します。
こちらも同じように半径48cmの型紙を作ってもよいのですが、ここでは型紙を作らない方法をご紹介します。
起毛生地と同じように、広げた生地を半分の半分にたたみます。
さらに斜め半分に折ると、下の写真のように三角になるので、この状態でずれないように文鎮などで押さえておきます。
元々の布の中心(三角の角)を起点に、定規で49cmと2.5cmのところに細かく印を付けていきます。
(※直径65cmのツリースカートを作る場合は、この時、34cm、2.5cmのところに印を付けてください)
たたんだ状態がずれないように気を付けて、印を付けたところ(2本)をカットします。
裁断したら、起毛生地と同じように、折り目に沿って円の外側4か所に合印を付けます。
(キルティング生地の場合は折り目が8本あるので、そのうち、時計でいう0時、3時、6時、9時の位置に合印を付けてくださいね。)
こちらも、合印を付けた折り目のうち1か所だけ、中心まで切り込みを入れておきます。
広げると、下の写真の状態になります。
2.表地となる、ボア生地と起毛生地を縫い合わせる
まず、ボア生地を4枚つなぎ合わせます。
ぬいしろは1cmです。
この時、1か所だけ縫わずにおきます。(円にしません)
ボア生地を縫うコツ
ボア生地は縫い伸びしやすいので、ミシンの押さえに引っ張られて上下の生地が少しずつズレてしまいます。
ズレないよう、念入りに細かく仮止め(クリップやまち針)したり、しつけ縫いしましょう。
縫う時は、ミシンの押さえと生地の間に厚紙をはさみ、厚紙の際(きわ)を縫うと、ボア生地が伸びにくくなります。
また、ボア生地と伸びない生地(コットンやリネンなど)を合わせる時は、ミシンにセットする時に
ボア生地を下側にすると縫い伸びしません。
ちょっとのコツで、きれいな仕上がりになるので、丁寧にすすめましょう。
では次に、起毛生地とボア生地を中表に縫い合わせます。
ぬいしろは1cmです。
起毛生地の合印と、ボア生地の縫い目をぴったり合わせ、その間も細かく仮止め(クリップやまち針、または、しつけ縫い)します。
ボア生地を下側にしてミシンにセットしましょう。
縫い終わったら、ぬいしろは起毛生地側へ倒します。
ツリースカートの表側から、起毛生地の際(きわ)にステッチを入れます。
縫い終わったら、縫い目にはさまった毛足を目打ちなどですくい出すと仕上がりがきれいになりますよ。
3.キルティング生地(裏地)と縫い合わせる
表地(起毛生地+ボア生地)とキルティング生地を中表に合わせます。
この時、キルティング生地の合印と、ボア生地の縫い目を合わせ、その間も細かく仮止めします。
ここでも、ズレないように念入りに仮止め(クリップやまち針)、または、しつけ縫いしましょう。
直線部分に返し口を15cm残し、ぬいしろ1cmで縫います。
ボア生地を下側にしてミシンにセットします。
縫い終わったら、角の余分なぬいしろをカットし、真ん中のカーブ部分のぬいしろに切り込みを入れます。
※縫い目を切らないように注意しましょう。
4.表に返して、返し口を縫う
返し口から表に返します。
目打ちで角を整えましょう。
手縫い(コの字とじ)で返し口を閉じます。
5.マジックテープを縫いつけて完成!
下の写真を参考に、マジックテープを縫いつけます。
マジックテープを留めスカートが重なった時に、上になる方(下の写真の右側)のみ、
起毛生地側に出る糸と生地の色を合わせると仕上がりがきれいです。
さて、これで完成です!
早速、飾り付けたクリスマスツリーの足元に付けてみました。
このクリスマスツリースカート、裏までかわいいんです!
nunocotoスタッフの中には、クリスマス当日までツリーの下に家族へのプレゼントを置いていく、という話をしているスタッフも。とっても素敵ですよね。
おしゃれに飾り付けたクリスマスツリーの足元にラッピングされたプレゼントを置くだけでも、ツリーが足元まではなやかになります。
クリスマスツリースカート サイズの選び方
クリスマスツリースカートのサイズは、ツリーの高さに合わせ全体的なバランスがよくなるように選びましょう。
お家のクリスマスツリーの高さは何センチでしょうか?
150cm以下のツリーなら直径70cmくらい、180cm以上のツリーなら直径100cmくらいが目安となります。
今回は、ツリーに対して少しコンパクトなサイズで作りましたが、ツリーの下にプレゼントやぬいぐるみ、絵本などをもりもり置いて賑やかにしたい場合は、もう少し大きめのクリスマスツリースカートにすると素敵ですよ。お好みでアレンジしてくださいね。
クリスマスツリースカートにおすすめの生地
クリスマスツリースカートを作る時は、厚みのあるしっかりした生地を選ぶのがおすすめです。
フランネルなどの起毛生地、フェルト、フリース、キルティング、ボア、ファーなど。
例年、11月に入る頃には、手芸屋さんの店頭に温かみを感じる生地がたくさん並ぶので、気に入った生地を選んでみてくださいね。
もし、薄手の生地を使いたいという場合は、表地と裏地の間に厚手のキルト芯を挟み込むと厚みが出てふわっとした仕上がりになりますよ。
みなさんも、素敵なクリスマスを迎えてくださいね。
nunocoto fabricでは、5人のデザイナーさんによる個性豊かなクリスマスツリータペストリーやオーナメントもご用意しています。