肩が凝らないワークエプロンの作り方【ホームソーイング型紙シリーズNo.008】

こちらは【ホームソーイング型紙シリーズ】No.008_肩が凝らないワークエプロン　型紙　をご購入いただいた方や、検討中の方に向けたページです。

※本型紙および作り方を使用して制作した商用利用を目的とした販売、およびコンクール等応募作品として出品することはご遠慮ください。

肩が凝らないワークエプロン　仕上がりサイズ

※平置き時
・レディース　フリーサイズ
着丈　約89cm
身幅　約53cm
裾幅　約66cm

・キッズ　110～130
着丈　約62cm
身幅　約45cm
裾幅　約53cm

※大人用（フリーサイズ）と子ども用（目安110～130サイズ）の型紙です。

準備するもの
・【ホームソーイング型紙シリーズ】No.008_肩が凝らないワークエプロン　型紙　
・生地用尺：【レディース】1.6m（すべての身頃用）+1.3m（その他パーツ用）
【キッズ】1.2m（すべての身頃用）+0.5m（その他パーツ用）
※「その他パーツ用」生地として、レディースとキッズで同じものを共有する場合、1.3ｍあればどちらも作れます
★向いている生地素材　ツイル、薄手キャンバスなど普通地から中厚地　
・角カン　レディース：30mm　キッズ：25mm

必要な道具
裁ちばさみ、まち針（クリップ）、チャコペン、定規
布の裁ち方図

裁断のポイント
裁断図は、型紙の「わ」を開いた状態で掲載しております。
合印の写し方や、型紙と布の裁断の仕方、型紙を扱うときのポイントなどは、
ホームソーイング型紙シリーズの型紙の使い方（記号の読み方・裁断の仕方）でご確認くださいね。

縫い方のポイント
※ぬいしろは（指定の無い限り）１cmです。切り取った布端から１cm内側を縫います
※縫いはじめと縫いおわりは返し縫いをしましょう
※きれいな仕上げのためには、こまめにアイロンをかけるのがポイントです

肩が凝らないワークエプロンの作り方

１．裁断する

生地選びは、ローン、リネン、ダブルガーゼ、サージ、コットンリネンビエラなどがおすすめです。
今回はline（ブルーグレー）のツイル生地と、コットンツイル（ブラック・無地）を用意しました。
糸の色は、身頃・その他のそれぞれの生地に合う色で縫い分けると仕上がりがきれいです。型紙に合わせて裁断します。（※型紙はぬいしろ込み）
前身頃×A B・後ろ身頃×C D・その他のパーツ×E～M

今回は細かいパーツが多いため、作り方の説明はすべてアルファベットで進めます。
裁断した際に、各パーツにアルファベットをつけておくことをおすすめします。

また、パーツ縫い付け位置は、丁寧に型紙から写しておきましょう。
まずは目打ちで穴をあけ印をつけます。その後、その印をチャコペンで色を付けておきます。 2枚一緒に裁断した場合（後ろ身頃）は、反対側にも印をつけることを忘れずに。

２．裾・端を折る

前身頃AB、後ろ身頃CDを1cm→2cmの三つ折りにしてアイロンをかけます。（縫わない）裾を折ってから、端を折ります。前身頃Aは、前端と裾を折り、前端のみミシンでステッチをかけます。前身頃Bは裾のみ三つ折りします。

３．前身頃AとGを縫い合わせる

前身頃Aの上辺に、Gを縫い合わせていきます。
まず、G・前身頃A・Gの順で重ねます。
G同士は中表になっています。
3枚重ねたら、ぬいしろ1cmで縫い合わせます。縫えたら、Gの縫い合わせていない辺を1cm折ります。このようになっています。 Gを外表に合わせてステッチを2本かけていきます。
Gの幅がそろうようにすると仕上がりがきれいです。身頃からはみ出た部分はカットしておきます。他の部分も、このように身頃に別布を縫い合わせていきます。

４．前身頃BとIを縫い合わせる

前身頃Bの前端部分をIで中表に挟みます。ぬいしろ1cmで縫い合わせますが、身頃の上端から6cmほど手前までで縫いとめます。裾部分は、裾を縫わないよう気をつけながらIの布端から1cm手前までで縫いとめます。角のぬいしろをカットし、布端は1cm折ります。縫い目からオモテに返し、ステッチを2本かけます。
上は、先ほど縫いとめたところより少し下でとめます。

５．前身頃を縫い合わせる

前身頃Bの上に前身頃Aを「前身頃重なりライン」に合わせて重ねます。
上端を布端から5mmくらいで仮縫いしておきます。裾はこんな感じに重なります。型紙に記載してあるステッチラインをへらなどをつかってうつしておきます。
前身頃Bを一緒に縫い合わせますので、型紙記載のステッチ位置とずれている場合は
前身頃Bの端に合わせてステッチ位置を調整してください。つけた印に合わせてステッチをいれていきます。
コの字に3ヵ所です。

６.前身頃とHを縫い合わせる

身頃の上部分にHを縫い合わせます。
この時、先に縫ったIはよけておきます。他と同様に縫い合わせステッチを2本入れたら、はみ出た部分をカットします。

７．Iを仕上げる

途中で縫いとめていたIを縫い合わせます。
身頃を挟むようにIを中表に合わせて布端まで縫い、
端は、直角に曲がり布端から1cm手前で縫いとめます。
※角は、裾の縫い方と同じです端を1cmで折り、外表に合わせてステッチを2本かけます。前身頃が縫えました。
胸元にポケットがあります。

８.脇を縫う

身頃の脇をロックミシンまたはジグザグミシンで始末します。前身頃と後ろ身頃C・Dを中表に合わせ、ぬいしろ1.5cmで縫い合わせます。
裾の折りくせは広げて縫います。
左脇のベルト通し口は縫わずにあけておきます。縫えたら、ぬいしろは後ろ身頃側へたおします。ベルト通し口を縫います。
後ろ側のぬいしろをひらき通し口の周りをステッチでとめます。前側のぬいしろはウラ側へ5mm折り、開かないよう縫いとめておきます。
縫えたら縫い代は2枚一緒に後ろ側に倒します。

９.身頃の端を縫う

裾の折り目をもう一度整え、ステッチします。
ウエストは1cm→3.5cmで三つ折りしステッチします。脇は写真のように縫いとめます。後ろ身頃の端を1cm→2cmで三つ折りしてステッチします。

１０.各パーツを作る

K2枚とL・Jを作ります。布端を1cmで折ります。 2枚を中表に合わせ2本ステッチをかけます。
Jのみ片方の端も1cm折り、コの字にステッチをかけます。 Mは、両端を1cmで折り、中心から二つ折りにします。布端は下図を参考に折りたたみ、整えます。ぐるりとステッチをかけます。

１１.各パーツを縫い付ける

JとMは根元を四角にバツで縫いとめます。
Jは布端の始末をしている方を縫いとめます。
Lは、両端を1cm折り込みます。
Kは、布端はそのままです。 Kは、少し浮かせて、中心の縫い目は脇線より少し後ろに縫い付けます。左側の縫い付け位置はこちらです。 Kは、両端のみステッチです。
浮いてます。

１２.ポケットを作りつける

ポケット口以外の布端をロックミシンまたはジグザグミシンで始末します。
ポケット口を1cm→1.5cmで三つ折りしステッチで縫いとめます。ポケットの周囲を1cm折り込み、前身頃と後ろ身頃のポケット付け位置へ縫いとめます。

１３.角カンをつける

右後ろに縫いとめたJの端を角カンの中心部分へ通します。端から3.5cm折り返し、2本のステッチでしっかりととめます。前身頃のIを角カンに通します。写真

完成

肩が凝らないワークエプロンが出来ました。
ポケットいっぱい、ループいっぱいのかっこいいワークエプロンです。 ●モデル身長：160cm
たくさんあるループには、手ぬぐいやタオル、カラビナなど、なんでも引っかけて。

斜めのラインが個性的なワークエプロンは、お子さまも喜んで付けてくれそうです♪
●モデル身長：102cm（５歳１ヶ月）

ぜひ、おそろいで作ってみてください。
【おまけ】ポケットでちょっと遊ぶ。
ほら、そこに…ニャー！にゃー。
（あまった黒ツイル生地で耳を作りました）