ノーカラーミディアムジレの作り方【ホームソーイング型紙シリーズNo.007】

こちらは【ホームソーイング型紙シリーズ】No.007_ノーカラーミディアムジレ　型紙　をご購入いただいた方や、検討中の方に向けたページです。

※本型紙および作り方を使用して制作した商用利用を目的とした販売、およびコンクール等応募作品として出品することはご遠慮ください。

ノーカラーミディアムジレ　仕上がりサイズ

※平置き時
・Sサイズ
着丈　約87.5cm
身幅　約54cm
裾幅　約78cm

・Mサイズ
着丈　約89.5cm
身幅　約58cm
裾幅　約81cm

・Lサイズ
着丈　約93.5cm
身幅　約62cm
裾幅　約85cm

準備するもの
・【ホームソーイング型紙シリーズ】No.007_ノーカラーミディアムジレ　型紙　
用尺　2.6m（布幅110cm）
★向いている生地素材　綿ローン、綿サテン、リネン、サージ、コットンリネンビエラなど薄手生地　またはコットンウールやリネンウール、コットンツイル、チノクロス、ツイードなどの厚手生地
・伸び止めテープ　12mm巾：15cm×2本　※スラッシュポケットを付ける場合のみ

必要な道具
裁ちばさみ、まち針（クリップ）、チャコペン、定規
布の裁ち方図

裁断のポイント
裁断図は、型紙の「わ」を開いた状態で掲載しております。
合印の写し方や、型紙と布の裁断の仕方、型紙を扱うときのポイントなどは、
ホームソーイング型紙シリーズの型紙の使い方（記号の読み方・裁断の仕方）でご確認くださいね。

縫い方のポイント
※ぬいしろは（指定の無い限り）１cmです。切り取った布端から１cm内側を縫います
※縫いはじめと縫いおわりは返し縫いをしましょう
※きれいな仕上げのためには、こまめにアイロンをかけるのがポイントです

ノーカラーミディアムジレの作り方

１．裁断する

生地選びですが、コットンウールやリネンウール、コットンツイル、チノクロス、ツイードなど、厚手の生地も良いですし、逆にふわりと軽さを出したい場合は、ローン、リネン、サージ、コットンリネンビエラなどがおすすめです。
今回はCamellia-乙女椿-のコットンツイル生地を用意しました。
Lサイズの型紙で作るので、用尺は2.6m必要です。
型紙に合わせて裁断します。（※型紙はぬいしろ込み）
前身頃×2・後ろ身頃×1・バイアステープ3本・スラッシュポケット上×2・スラッシュポケット下×2　（またはパッチポケット布×2） ※ポケットを付けない場合は、ポケット布は不要です。

前身頃とスラッシュポケット布は左右対称に裁断します。

２．後ろ衿ぐりを縫う

後ろ衿ぐりに短いバイアステープを中表に合わせます。中心から外側に向かってとめていき、ぬいしろ1cmで縫い合わせます。ぬいしろを5mm残してカットします。カーブ部分に、5mmから1cm間隔で切込みを入れます。
こうすることできれいなカーブに仕上がります。バイアステープの布端を3mmで折ります。身頃の内側にバイアステープを折り返し、アイロンで整えます。身頃を内側に2mmほど控えておきましょう。ステッチで縫いとめます。

３．布端の始末

肩・脇の各4ヵ所をロックミシンまたはジグザグミシンで始末します。
脇は裾あきどまりまでです。

４．肩を縫う

身頃を中表に合わせます。前身頃が1.5cm長いので、うで側をそろえましょう。ぬいしろ1.5cmで縫い合わせます。
この時、布端から5mmは縫わずにあけておきます。（後で切り落とすため）アイロンで縫い代を割ったら、後ろ身頃のステッチの上に重ねるようにぬいしろを縫いとめます。オモテから縫うときれいな仕上がりになります。

５．袖ぐりを縫う

両方の袖ぐりをバイアステープで始末します。
衿ぐりと同様の手順で進めましょう。中心から外側へ向かってバイアステープをまち針でとめ、ぬいしろ1cmで縫い合わせます。ぬいしろを5mm残してカットし、カーブ部分に切込みを入れます。きれいなカーブにするため、丁寧に切込みを入れましょう。
縫い目は切らないよう気をつけます。布端を3mm折ります。身頃の内側に折り直し、ステッチをかけます。
こちらも2mmほど控えて見た目をきれいに仕上げましょう。

６.ポケットをつけ、脇を縫う

スラッシュポケットを付けない場合は、身頃の脇を中表に合わせ脇から裾あきどまりまでをぬいしろ1.5cmで縫い合わせます。ぬいしろは割っておきましょう。

パッチポケット

ポケット布を貼り付けるタイプです。
袋口を1cm→1.5cmの三つ折りにし、ステッチで縫いとめます。
周囲をロックミシンまたはジグザグミシンで始末しましょう。

1cm内側に折りたたんだら、ポケット付け位置に縫い付けます。

スラッシュポケット

こちらの４枚を使います。
形の違う2枚で1組です。
4枚すべてぐるりと布端をロックミシンまたはジグザグミシンで始末します。

前後の身頃それぞれ、ポケット口にのび止めテープを貼ります。
ポケット付け位置より上下に1cmずつ長めにしておきましょう。

後ろ身頃のポケット付け位置にポケット布B-上を中表に合わせます。

ぬいしろ5mmで縫い合わせます。

前身頃のポケット付け位置にポケット布B-下を中表に合わせ、ぬいしろ1cmで縫い合わせます。

表に返し、

7mmのステッチをかけます。

ポケット布をよけて脇を合わせます。

脇から裾あきどまりまでをぬいしろ1.5cmで縫い合わせます。
ポケット口は縫わずにあけておきます。

ポケット布B-上を縫いこまないよう気を付けましょう。

ぬいしろをアイロンでひらきます。

ポケット口にステッチをかけます。
オモテ側から縫うとよりきれいな仕上がりになります。

ポケット布B-上が上になるように置きなおし、ぬいしろは開いた状態にします。
ポケット布の端から1cmのところに1cm幅で、後ろ身頃のぬいしろとポケット布B-上を縫い合わせます。

身頃を一緒に縫わないよう気を付けましょう。

ポケット袋布を縫い合わせます。

縫い目と縫い目の間を縫っていきます。

強度を高めるため同じ場所を2度縫います。

ポケットができました。

７．端を仕上げる

前立て、裾、スリット部分を7mm→8mmの三つ折りで仕上げます。
三つ折りは、裾→前立て・スリットの順です。角はぬいしろが重なって厚みが出るので、角を切り落とします。スリット部分のぬいしろを三つ折りにしたら、その上は自然に開いておきます。ぐるりとステッチをかけますが、裾あきどまり部分は補強のため2.3度返し縫いをします。 ※前立てのスリット・裾は、縫うときに生地が伸びやすいので引っ張らないよう、気を付けて縫い進めましょう。