大型手芸店ユザワヤ【蒲田店・吉祥寺店・銀座店】特徴と生地のラインナップ
全国に店舗を持つ、手作りホビー材料・手芸用品の大型専門店、ユザワヤさん。
豊富な生地を取り揃えていて、手芸をする人の中では知らない人はいないのでは?というほどの有名店です。
東京都内には、現在14店舗あり、立地によってお店の規模や商品のラインナップが異なります。
私たちも普段よくお世話になっているので、愛を込めて、そして手芸好きの方のお役に立てるよう、特色のある蒲田・銀座・吉祥寺の3つのお店の特徴と、どんな種類の生地があるのかをまとめてみました。
ユザワヤ蒲田店
JR京浜東北線・蒲田駅の南口にある、ユザワヤの本店です。
その店舗は、5号館・6号館・7号館と3つの建物に分かれていて、日本最大規模と言えるほどの大型店です。
ユザワヤ蒲田店の特徴
蒲田店の最大の特徴は、舞台衣装生地、特殊生地、裏地の取り扱いが豊富な点です。
なんと、3フロアある5号館がまるごと舞台衣装と特殊生地のお店になっているんです。
衣装関係の資材を探している人にはとっても便利な店舗です。
衣装の材料はユザワヤ蒲田店5号館でなんでも揃う!
とここで、5号館の看板に気になる文字『コスプレ 舞台衣装館』…HPのフロアガイドにはなかったコスプレの文字を発見!HPの情報によると、1階がコスチューム生地・ダンス舞台衣装、2階がボア・ファー・特殊生地、3階がレザー・クラフト・パッチワーク・袋物と分かれているようです。
1階には、サテン・シルクなどのすべすべ系生地、オーガンジー、チュールなどのふわふわ系生地、メタリック生地・スパンコールなどのキラキラ系生地が豊富に揃います。コスプレ、舞台衣装、さらにはウェディングドレスやベールを作るのにも役に立ちそうな生地がた〜くさん! さらに、コスプレイヤーさん用に移動用のキャリーや、ウィッグ、コスメ、つけまなどもありました。もちろんコスプレや衣装関連の型紙も売っています。
5号館の右側の階段を登ると、2階の特殊生地のフロアへ。
ここでも目に止まるのが、チャイナドレスの生地たち。
コスプレ衣装が侵食しています(笑)
実際に作った衣装が、ボディにたくさん飾られているので、仕上がりがイメージがしやすく、むくむくと創作意欲が湧いてきますね。
ハロウィンシーズン、何に仮装するか迷ったら、まずはユザワヤ蒲田店の5号館を見に行くと、いいかもしれません。
さらに、2階には、一般的に使われる特殊生地
ボア・ファー生地
ナイロン生地
ラミネート生地
パイル・タオル生地
などの種類も豊富で、SOULEIADO(ソレイアード)のラミネートは十数種類ほどありました。
ユザワヤ蒲田店、ブランド生地の品揃え
特殊生地以外の、コットンなどは、6号館の1階と2階で扱っています。お洋服や布小物作りが目的の人は、迷わず6号館へ。
入ってすぐに、サンヒット社のみすゞうた 、トモタケさんのmuddy worksの看板が。
1階は全てコットンのフロアになっていて、SOULEIADO(ソレイアード)もLIBERTY(リバティ)も他店の2倍ほどあり、タナローンの種類がとても豊富。さらに、LIBERTY(リバティ)商品は2階にもありました。
【ユザワヤ蒲田店にあったブランド生地】
LIBERTY(リバティ)
SOULEIADO(ソレイアード)
nina(ニーナ)
nani IRO(ナニイロ)
echino(エチノ) 珍しく刺繍柄を発見!
marimekko(マリメッコ)
Homey Collection (ホーミーコレクション)
kippis(キッピス)
みすゞうた
muddy works(マディーワークス)
momen-t(モーメント)
YUWA(ユーワ)
本店だけあって、たくさんの客層を想定し、SOULEIADO(ソレイアード)やLIBERTY(リバティ)などの王道ブランドの種類、nina(ニーナ)やHomey Collection(ホーミーコレクション)などのデザインがかわいくて、コスパの良い生地の品揃えが豊富な印象でした。
お目当ての裏地を探すなら断然ユザワヤ蒲田店
もうひとつのユザワヤ蒲田店の特徴は、裏地生地の取り扱いが多いということ。
無地だけでもざっと見て、500を越える品揃えです。
真夏を覗いて通年使える年間裏地と夏用裏地のポリエステル生地、キュプラを使った年間裏地と夏用裏地、秋冬用裏地などがありました。
キュプラの中には、肉厚で柔らかく、秋冬のスカートやジャケットに合わせる裏地、伸縮性のある生地に合わせる裏地、サテンやジョーゼットなどのドレープ感のある表地に合わせる裏地など種類が豊富。
どのシーズンの裏地でも取り扱っているところがありがたいですね。
さらに、無地のみならずストライプなどの柄物の裏地もあります。
駅からすぐ!蒲田店へのアクセス
京浜東北線・蒲田駅を出て、南口の方に歩いて行くと、ユザワヤの案内看板があります。
案内通りに、右手前にある階段を降りて、駅から出ると、目の前にユザワヤの看板がチラリ。
スマホの地図を開かなくってもたどり着けます!
そこから線路側の道に沿って、まっすぐ歩いて行くと、”ユザワヤ通り”と言わんばかりの、3つの建物がそびえ立っています!
まるで新宿駅前のヨ〇バシカメラみたいですね。
手前から、5号館、6号館、7号館と並んでいます。
ユザワヤ蒲田店 基本情報
〒144-8660 東京都大田区西蒲田8-23-5
TEL.03-3734-4141(代表)FAX.03-3730-8686
営業時間:10:00~20:00
ユザワヤ吉祥寺店
住みたい街ランキングの上位常連の吉祥寺。ランドマークとも言える駅直結の商業施設、キラリナ京王吉祥寺は、2019年で5周年を迎え、4月にリニューアルしたばかりです。流行に合わせて、どんどん表情を変えていく街ですが、その8Fと9Fにあるユザワヤ吉祥寺店にもその特徴が現れているように思います。
ユザワヤ吉祥寺店の特徴
吉祥寺店は、今回伺った3店舗の中で、もっともブランド生地の取り扱いが豊富な印象を受けました。
フロアのレイアウトにも流行が反映さているためか、頻繁に変更するので、特にフロアガイドなどはないのだそうです。
また、ファミリーを想定して、Tシャツや上履きにペイントするステンシルの道具や、ベビーの手作りキット、羊毛フェルトなどのマスコット類の種類が豊富な印象です。取り扱い生地も、オーガニックコットン ガーゼ、タオル、パイルなど、ファミリーを想定した商品が多いようです。
すぐ下の7Fに啓文堂書店があり、手芸関連の書籍の取り扱いが充実しているのも嬉しいポイントです。
流行を反映したフロアレイアウト
8Fのエスカレーターを上がってまず目に入ってくるのはニットコーナー。夏なのにニットがメイン!?と一瞬目を疑いましたが、昨今、ニット熱は世界で加熱しているそうで、夏でも編み物をしたいニッターさんはたくさんいるようです。さらに、輸入毛糸のコーナーもあり、イタリア中心に、おしゃれな毛糸を取り揃えています。
帽子を編むのに使われるエコアンダリア、麻をはじめとする天然素材のサマーヤーンのコーナーもあり、おしゃれな小物を手作りしたいハンドメイドユーザーさんの心をくすぐるアイテムが並びます。
そして、9Fの生地のフロアでは、エスカレーターを登っていくとまず目に入るのが、舞台衣装やコスプレを中心とした特殊生地素材です。
フロアを観察すると、世の中のトレンドが見えてきそうです。
ユザワヤ吉祥寺店、ブランド生地の品揃え
・LIBERTY(リバティ)
・SOULEIADO(ソレイアード)
・nani IRO(ナニイロ)
・muddy works(マディーワークス)
・keshiki(ケシキ)
・nina(ニーナ)
・marimekko(マリメッコ)
・kippis(キッピス)
・echino(エチノ)
・YUWA(ユーワ)
・Homey Collection (ホーミーコレクション)
LIBERTY(リバティ)と、SOULEIADO(ソレイアード)が充実している点は蒲田店と変わりませんが、吉祥寺店の特徴は、muddy works(マディーワークス)をはじめとする、比較的新しいブランド生地の取り扱い数が多いということ。
また、生地の種類ではなく、ブランド別にまとめて並べてあるので、お気に入りのブランドから特殊生地などを選びやすいレイアウトになっています。
LIBERTY(リバティ)は、タナローンのコーナーが特に広く、植物モチーフに加えて、チェック柄などもありました。
SOULEIADO(ソレイアード)はコットン以外にも、キルティング、ラミネート、ナイロンなどの特殊生地の品揃えが多い印象。
すぐそばにレシピもあり、バッグ、ポーチ、レインポンチョ、キッズパンツ、キッズスカート、大人用ブラウスやスカートと、幅広いラインナップになっています。
意外なところでいうと、marimekko(マリメッコ)はちょっと控えめでした。
駅直結!ユザワヤ吉祥寺店へのアクセス
駅直結のビルの中なので、アクセスはとっても簡単。JR吉祥寺駅の改札を出ると、キラリナ京王吉祥寺の看板が見えます。 その案内に沿って、キラリナ京王吉祥寺に入り、8Fへ。こちらもスマホの地図なしでいけちゃいます。
ユザワヤ吉祥寺店 基本情報
〒180-0003 東京都武蔵野市吉祥寺南町2-1-25
キラリナ京王吉祥寺8F・9F
TEL.0422-79-4141(代表) FAX.0422-41-8686
営業時間:10:00~21:00
ユザワヤ銀座コア店
銀座5丁目にある老舗商業施設、銀座コア。2017年の4月、その6階にユザワヤがオープンしました。
銀座と言えば、ラグジュアリーな大人の街という印象ですが、いまや外国人観光客に人気の観光スポットでもあります。
ユザワヤ銀座コア店もそんな客層に合わせたお店作りをしているのだとか。
ユザワヤ銀座コア店の特徴
蒲田店や吉祥寺店に比べ、1フロアのみと小規模なお店ですが、店内には、婦人生地、コットン、和洋裁・服飾材料、ミシン、毛糸、手芸材料、工芸材料など、基本的なアイテムがコンパクトに揃っています。また、吉祥寺店同様、人気のニットや、ビーズコーナーは中でも充実していました。
下りエスカレーターの目の前には、金襴コーナーがあり、外国人観光客を意識した商品ラインナップになっているようです。
さらに、バッグなどを編むのに使われるラメルヘンテープのコーナーには、キラキラしたラグジュアリーなサンプルが並びます。
吉祥寺店とは反対に、ファミリーを想定した商品は少なく、高い年齢層を想定した生活感を感じさせない上品な印象でした。
ユザワヤ銀座コア店、ブランド生地の品揃え
・LIBERTY(リバティ)
・SOULEIADO(ソレイアード)
・ウィリアム・モリス
・nina(ニーナ)
・nani IRO(ナニイロ)
・echino(エチノ)
・momen-t(モーメント)
・Keshiki(ケシキ)
・marimekko(マリメッコ)
・muddy works(マディーワークス)
・kippis(キッピス)
・Homey Collection (ホーミーコレクション)
・kippis(キッピス)
銀座コア店の最大の特徴は、19世紀を代表する世界的デザイナー、ウィリアム・モリスのテキスタイルを取り扱っているということです。
代表的なStrawberry Thief(ストロベリースィーフ)いちご泥棒や、Brother Rabbit(ブラザーラビット)他、十種類を超えるデザインを取り揃えてました。
LIBERTY(リバティ)も、他の生地に比べ、取り扱い種類が多く、SOULEIADO(ソレイアード)は、コットンのほか、ラミネート、キルティング、ハギレセット、kippis(キッピス)は、コットン、オックスのハギレ、キルティング、ラミネートなどがありました。
ユザワヤ銀座コア店へのアクセス
東京メトロ・銀座駅のA3出口を出て、そのまままっすぐ歩きます。右手にGU銀座店が見えたら、その向かいにある商業施設が銀座コア。 その6Fにユザワヤ銀座コア店があります。最寄りの出口を出たら、ひたすらまっすぐなので、方向音痴の私でも迷わずアクセスできました。
ユザワヤ銀座コア店 基本情報
〒104-0061 東京都中央区銀座5丁目8番20号
銀座コア6階
TEL.03-3573-4141 FAX.03-3289-8686
営業時間:10:00~20:00
ユザワヤ蒲田店・吉祥寺店・銀座コア店の特徴まとめ
最後に3つの店舗の特徴を簡単にまとめてみました。
【蒲田店】
舞台衣装・特殊生地・裏地の取り扱いが都内最大級、コスパの良いブランドの生地を豊富に取り揃えている
【吉祥寺店】
ブランド生地の取り扱いが豊富
流行とファミリー層を意識した品揃え
すぐ下の階にある書店の手芸本が充実しているので便利
【銀座コア店】
外国人観光客と高めの年齢層を意識したラグジュアリーな品揃え
小規模ながら、ビーズやニットコーナーが充実
以上、個性豊かなユザワヤ 蒲田店・吉祥寺店・銀座店、3店舗のレポートでした。
※こちらの記事は、2019年5月現在の情報です。品揃えなどは、シーズンによって、変わる可能性があるので、お目当ての商品がある場合は、事前にお店に確認することをおすすめします。