フレンチスリーブのツイストカットソーの作り方【ホームソーイング型紙シリーズNo.058】

こちらは【ホームソーイング型紙シリーズ】No.058_フレンチスリーブのツイストカットソー型紙の型紙を使用した作り方ページです。
ニット生地で作る、文字通りひとひねりありのツイストカットソー。さらりと落ち感のある生地との相性抜群ですよ。
製作には下記の型紙が必要です。

※本型紙および作り方を使用して制作した商用利用を目的とした販売、およびコンクール等応募作品として出品することはご遠慮ください。
フレンチスリーブのツイストカットソー 仕上がりサイズ
※S/M/L の3サイズ展開です
S | M | L | |
---|---|---|---|
着丈 | 55cm | 56cm | 58cm |
肩幅 | 20.5cm | 22cm | 24cm |
身幅 | 50cm | 52cm | 55cm |
裾幅 | 38cm | 41cm | 45cm |
No.058_フレンチスリーブのツイストカットソーの材料
【布の用尺】
◎Sサイズ
86cm幅…1.35m
120cm幅以上…0.85m
◎Mサイズ
86cm幅…1.4m
123cm幅以上…1m
◎Lサイズ
86cm幅…1.45m
130cm幅以上…0.95m
型紙 | 【ホームソーイング型紙シリーズ】No.058_フレンチスリーブのツイストカットソー型紙 |
生地 S/M/L | 上記のいずれかの用尺 |
生地は、天竺ニット、レーヨン混、テンセル混、スパンフライスなどの、薄地~中厚地程度の、テンション中~高のニット地がおすすめです。
フレンチスリーブのツイストカットソー サンプル製作で使用した生地
今回は市販の天竺ニット生地を使いました。薄手の綿50リヨセル50の混合です。
この生地はこちら で購入可能です。レギンスパンツのサンプルと同じ生地です。
フレンチスリーブのツイストカットソー 布の裁ち方図
下記の裁ち方図を参考に、布を裁断してくださいね。ニット生地は輪っかの状態(丸編み)で販売されていることが多いです。ハサミを入れて開いた状態にしてから型紙を置いて裁断します。

【ホームソーイング型紙シリーズ】No.056_レギンスパンツの残りでちょうどぴったり全パーツが取れたので、載せておきますね。
この型紙のポイント
パーツも少なく、ジグザグミシンまたはロックミシンがあれば簡単に作れるカットソーです。ツイストのおかげで、着た時にニュアンスのあるトップスになります。
裁断のポイント
布目を合わせてから裁断しましょう。
合印の写し方や、型紙と布の裁断の仕方、型紙を扱うときのポイントなどは、ホームソーイング型紙シリーズの型紙の使い方(記号の読み方・裁断の仕方)でご確認くださいね。
縫い方のポイント
・ぬいしろは(指定の無い限り)1cmです。切り取った布端から1cm内側を縫います
・縫いはじめと縫いおわりは返し縫いをしましょう
・きれいな仕上げのためには、こまめにアイロンをかけるのがポイントです(あて布もしましょう)
ニット生地のポイント
こちらの型紙は、伸縮性のあるニット生地を使用します。
・必ずニット用の針とニット用の糸を使いましょう
・テフロン押さえ推奨です
・ミシンの押え圧を軽くしましょう
家庭用ミシンでニット生地を縫うコツをまとめました。 詳しくはこちらをご覧くださいね。→【初級編】ニット生地を縫うときのミシンの設定とコツ
フレンチスリーブのツイストカットソーの作り方
(製作時間のめやす:2時間半)
ここからは、フレンチスリーブのツイストカットソーの作り方を詳しく解説していきます。下記の手順で縫い進めてくださいね。
1.布を裁断する
裾切り替えは、SサイズとMサイズの場合は1枚布、Lサイズの場合のみ2枚をつなぎ合わせる型紙になっています。
今回は、Mサイズを作っていきます。作り方を参照の際はご注意くださいね。
生地の(オモテ)と(ウラ)が分かりづらい生地は、裁断するときに「目印」をつけておくのがオススメです。
今回は、オモテ面にマスキングテープを貼って目印としていきます。
2.衿を縫いつける(ロックミシン)
前後の身頃に、それぞれ衿を縫い付けていきます。
衿を外表に折り、身頃の衿ぐりに留めます。
この時、衿を伸ばしながら身頃と合わせましょう。
後ろ身頃に衿を留める際は、衿の「わ」になっている布端の角を身頃の布端に合わせるようにしてくださいね。
(上は、布端が少しはみ出る感じになります。)
ロックミシンで縫い合わせましょう。
かがり幅は、5mmです。
後ろ身頃の少しはみ出た衿は、カットしておきましょう。
3.肩を縫い合わせる
前身頃と後ろ身頃を中表に合わせ、肩をぬいしろ1cmで縫い合わせます。
ぬいしろは、ロックミシンで始末しましょう。
ぬいしろは後ろ身頃側へ倒し、オモテから縫い留めます。
後ろ身頃と衿のつなぎ目に、縫い目を落としましょう。
4.袖口と脇を仕上げる
脇のぬいしろにロックミシンをかけます。
※袖口あきどまりを2~3cm超える辺りまで、かけておきましょう。
前後身頃の袖口あきどまりの間を、0.8cm→1.2cmの三つ折りにします。
三つ折りの両端は、自然に開くようにアイロンで整えておきましょう。
前身頃と後ろ身頃を中表に合わせ、脇をぬいしろ2cmで縫い合わせます。
縫うときは、袖口の三つ折りを一旦開きましょう。
縫えたら、ぬいしろは割っておきます。
袖口の三つ折りをもう一度整え、ぐるりとステッチをかけましょう。
袖口あきどまりの1cm程度下までステッチをかけ、袖口の下部分は補強のため返し縫いします。
タックをたたむ
裾にタックを作っていきます。
型紙のタック印をもう一度確認しましょう。
型紙はぬいしろ込みのサイズなので、合わせる位置に気をつけます。
今回は印付けに、こちらの三角チャコを使ってみました。
ニット生地への印付けも書きやすく、見やすい色のチャコです。
まずは、シンプルなタック(前身頃のドレープタック以外)をたたみます。
型紙には、それぞれのタックに個別のマークが付けてあるので、同じマーク同士を重ねるようにたたみ、まち針でしっかり留めておきましょう。
また、この後の工程で必要なので、タックを少し上までまち針で留めておきます。
タックが開かないように布端を仮縫いします。
シンプルなタックは、前後身頃合わせて3か所です。
続いて、前身頃のドレープタックをたたみ、縫っていきます。
イラストの方がわかりやすいので、イラストで紹介しますね! 下記のようにタックをたたみましょう。
【POINT】折りたたむ際は、△タックと③番タックの山同士の位置が合うように、一方を伸ばしながらまち針でとめましょう。
ぬいしろ1cmで縫い合わせます。
ぬいしろにロックミシンをかけ、左側へ倒しましょう。
裾を仕上げる(ロックミシン)
裾切り替えを中表に折り、布端をぬいしろ1cmで縫い合わせます。
ぬいしろを割り、外表になるよう半分に折ります。
身頃に、裾切り替えを縫い合わせていきます。
まず、身頃はオモテに返しておきましょう。
半分に折った裾切り替えの「わ」ではない方を、身頃の裾に合わせて留めます。
※裾切り替えのつなぎ目は、左脇線に合わせましょう。
ロックミシンで、ぐるりと縫い合わせます。
かがり幅は、5mmです。
ぬいしろを身頃側へ倒し、両脇でオモテから縫い留めます。
前身頃と後ろ身頃のつなぎ目に、縫い目を落としましょう。
フレンチスリーブのツイストカットソーが完成
フレンチスリーブのツイストカットソーが完成です。※Mサイズを作りました。 市販の天竺ニット生地を使用しています。薄手の綿50リヨセル50の混合です。
サンプル用の生地はこちら で購入可能です。
レギンスと同生地でおしゃれなルームウェアにもなりそうです♪
無地も素敵ですよ。
フレンチスリーブのツイストカットソー型紙の購入はこちら

