【パターンファブリック:(美濃羽まゆみさんデザイン)はじめての大人の白シャツ】の作り方

こちらは【パターンファブリック:(美濃羽まゆみさんデザイン)はじめての大人の白シャツ】をご購入いただいた方向けの作り方紹介ページです。
(※商品がお手元にあることを前提としています)
製品は商用利用不可です。こちらで作られたものの販売は、ご遠慮いただきますようお願いいたします。

→パターンファブリック:はじめての大人の白シャツの作り方【前編】
→パターンファブリック:はじめての大人の白シャツの作り方【後編】
(5/5追記)こちらのSサイズに一部プリントデータ不備が見られました。左カフスの幅が1cm分大きいため、右カフスに合わせたサイズでカットをしてください。右カフスが正しい大きさです。 ご迷惑をお掛けしてしまい、誠に申し訳ございません。 5/7以降にお手元に届く方の分はすでに修正済みです。
準備するもの
【パターンファブリック:(美濃羽まゆみさんデザイン)はじめての大人の白シャツ】を用意します。
裁ちばさみ、まち針/クリップ、チャコペン、定規、目打ち
※ぬいしろは(指定の無い限り)基本的に1cmです。切り取った布端から1cm内側を縫います
※線がプリントされている面が【オモテ面】です
※縫いはじめと縫いおわりは返し縫いをしましょう
※きれいな仕上げのためには、こまめにアイロンをかけるのがポイント
白シャツの作り方
1.合印のマークをぬいしろに書き写す
線の外側に〇や☆などのしるしが付いています。これは縫い合わせる際に目印にするものなので、消えるチャコペンなどで線の内側にそのまま書き写しておきましょう。
【 Point 】仕上がったときに透けてしまわないように、薄く書くor水で消えるチャコペンを使って書き写します
2.パーツを裁断する
ぬいしろ込みのパターンがプリントされているので、線に沿ってそのまま裁ちばさみで裁断します。
白シャツですから、仕上がったときに切り取り線が透けます。ここで、黒い線を切り落とすように裁断してくださいね。
【 Point 】繰り返しになりますが、黒い線を切り落とす、ように裁断しましょう!!
型紙写しが難しいカーブの線のカットも、あらかじめプリントされているからラクラク~♪
カットし終えました。シャツってパーツが多いですね!
オモテとウラがわからなくなりそうなときは、端に薄く印をつけておくのがおすすめです。
3.接着芯を貼る
縫う前の下準備として、襟(1枚)、カフス(2枚)前立てに接着芯を貼ります。
先ほど裁断したパーツを使ってカットしていきますが、ずれそうなときはまち針でとめてカットしてくださいね。
こちらは襟です。
カフスはウラ側半分に貼りますので、まずは、カフスと同じ大きさでカットします。
次にそれを半分にカットして、それぞれカフスの【ウラ側】の【ボタン付け位置のある方】に貼ります。
前立ての接着芯は3.5cm幅で貼ります。接着芯に前身頃パーツをのせてカットします。
右前立て、左前立ての2枚必要です。
接着芯をカットできたら、指定の位置にアイロンで接着します。
あて布を使い、アイロンを押し当てるように。全体がしっかり接着されるように少しずつ場所を移動して貼りましょう。
4.袖のあきを始末
使うのはこちらのパーツです。
袖口にあるタテの線はタックのガイド線です。線をつまむようにして、矢印の向きで折りたたみます。
たたんでまち針でとめたら、念のため押さえのステッチ(仮縫い)をしておきます。
袖口のY字線に沿って切込みを入れます。切りすぎず、切らなさすぎず、線の通りにカットしてくださいね。
バイアステープを四つ折りしてアイロンをかけます。
袖とバイアステープを中表に合わせてまち針でとめていきます。
カーブしているところは、すこしずつ広げてバイアステープと合わせていきます。
【 Point 】バイアステープを引っ張らずに自然に重ね合わせていきます。バイアステープが少し余っても大丈夫!
ぬいしろ8mm(バイアステープの折り目目安)でゆっくり縫い合わせます。
バイアステープを起こして、アイロンでつけた折り目に合わせて折りたたみます。縫い目がかくれるように、ぬいしろをくるみながらまち針でとめます。
オモテ側からなるべく際を(1mm)縫います。バイアステープがあまっていたら袖口の長さに合わせてカットして構いません。
バイアステープを半分にたたみ、裏側あきどまりの角を三角に縫います。こうすることで自然にぐるりとカーブします。これは「イッテコイ始末」と呼ばれる始末の仕方です。
これで袖口の始末ができました。
5.袖を縫う
袖を半分にたたみ、縫い合わせます。
ぬいしろ(布端)は2枚一緒にジグザグミシンまたはロックミシンをかけて、後ろ側にたおしておきます。
6.カフスをつける
カフスの接着芯のない面の端を1cm分折りたたみます。
折り目を一度開き、中表に半分に折りたたんだら、両脇を折り目まで縫い合わせます。
オモテに返して、角は目打ちなどを使いしっかりと出し、はじめにつけた折り目は折りを戻して整えます。
袖とカフスを縫い合わせましょう。
袖口のバイアステープのタック側を一度内側に折り、まち針でとめます。
袖口とカフスを中表に合わせて、2枚一緒に縫い合わせます。
袖口とカフスの長さが合わないときは、バイアステープを内側に折りたたむ幅で微調整します。
ぬいしろをくるむようにオモテに返したら、カフスで袖口を挟むようにして縫い目をかくすように整えて…
オモテ側から、1mmでステッチをかけます。
7.前身頃のすそを始末する
前身頃の布端にジグザグミシンをかけて、
裾を7mm→8mmで三つ折りします。
オモテを上にして、すその折り目を一度開きます。
前端のすそ部分を中表に3.5cm幅で折りたたみ(アイロン不要)、出来上がりラインを縫います。
縫えたら、ぬいしろの余分をカットしておきます。
オモテに返し、前立て部分を3.5cm等幅でアイロンを使って上までしっかりと折ります。(※縫いません)
8.後身頃とヨークを縫い合わせる
後身頃のギャザー止まり(◎マーク)からギャザー止まり(◎マーク)までのぬいしろに、粗い縫い目でミシンを2本かけます。2本ともぬいしろの中におさまるように。5mmと8mm目安に。
【 Point 】縫いはじめと縫いおわりは返し縫いをせず、糸端は長めにのこしておきましょう。
2本の縫い目の上糸のみなるべく左右均等に引いて、ギャザーを寄せます。
糸が切れないように、優しく少しずつ引っ張ります。
ヨークのギャザー止まり(◎マーク)からギャザー止まり(◎マーク)までの寸法より少し短くなるようにしておきます。
ヨークに後身頃を重ね、初めに書き写した◎マーク、中心の〇マークが合うようにまち針でとめます。
ここで微調整です。ヨークの長さとぴったり合うようにギャザーを調節してください。ギャザーが均等に寄るようにすると、仕上がりがきれいです。
もう一枚のヨークも印を合わせて重ね、2枚のヨークで後身頃を挟むように中表にしたら縫い合わせます。
POINT)ぬいしろからほつれた糸が出ていたら、ぬいしろをまとめて2mmほどカットしていただくと、きれいになりますよ。
ヨークを2枚とも表に返し、オモテ側から1mmでステッチをかけます。
9.前身頃とヨークを縫い合わせる
オモテ側のヨークと前身頃の肩を合わせて縫い合わせます。
この時縫い合わせるのは、オモテ側のヨークのみです。(※ウラヨークはよけておきましょう)
ウラ側のヨークの端を1cmで折り、
前身頃と縫い合わせた縫い目をかくすようにかぶせ、オモテ側から1mmでステッチをかけます。
10.脇と裾を縫う
前身頃と後身頃の脇にそれぞれジグザグミシンをかけます。
脇から開きどまりまでを縫い合わせます。
ぬいしろはアイロンで割っておきましょう。開きどまりから裾までのぬいしろも同じ幅でアイロンをかけておきます。
開きどまりから下、スリット部分のぬいしろをこの字に縫います。開きどまり部分は数回返し縫いをして、強度を高めます。
裾は7mm→8mmで三つ折りし、縫います。
前身頃も裾を縫いましょう。
11.袖をつける
袖(左右あります)と身頃を中表に合わせて縫い合わせます。袖と身頃にある合印、★同士△同士それぞれぴったり合わせて縫います。
こまめにまち針をとめて、ぐるりと1周縫い合わせます。
ぬいしろは2枚一緒にジグザグミシンをかけ、身頃側にたおします。その後、オモテ側からぬいしろを抑えるように5mmでステッチをかけます。
これで両袖がつきました。
12.襟をつける
接着芯を貼っていない方の襟の下側を1cm折ります。
襟2枚を中表に合わせて、折り目から折り目までを縫います。
カーブのぬいしろを3mmにカットしましょう。
【 Point 】ぬいしろが小さいと表に返したときにすっきりします。繊細な部分なので慎重に。
表に返して内側の襟の折りを戻し、アイロンで整えます。
身頃に縫い付けていきましょう。
襟ぐりの相印●同士♦同士それぞれぴったり合わせて中表で縫います。
ぬいしろをくるむように返したら縫い目をかくすようにかぶせ、オモテ側から1mmでステッチをかけます。
13.スナップボタンをつける
スナップボタンは、共通パーツ2個、凸パーツ1個、凹パーツ1個で1セットです。
身頃右側に凸パーツ、左側に凹パーツを使います。
右身頃は、共通パーツを上から&凸パーツを下からはさみます。左身頃は、共通パーツを下から&凹パーツを上からはさみます。
ボタン付け位置の十字の中心に目打ちで穴をあけます。目打ちをさすときに2枚の布が重なっている状態なので、ずれないように垂直にさしましょう。
あて布をしてまっすぐ上から体重をかけるとはめやすいです。パチンと音がするまではめてくださいね。
【 Point 】スナップボタンをはめ間違えたときは、隙間に目打ちをさしこみ、てこの原理で外せます。目打ちであけた穴は、修正できませんのでご注意ください
前立てとカフスにスナップボタンをつけたら、完成です。
アイロンをかける際は、スナップボタンに触れないよう十分に気をつけましょう。
熱に弱いため変形の恐れがあります。
スナップボタンですっきりラインの前身頃とたっぷりギャザーのふんわりシルエットな後身頃が特徴の、軽やかな素敵シャツが完成しました。
着てみました




