ノースリーブギャザーワンピースの製図・型紙と作り方(後編)
ノースリーブギャザーワンピースの製図・型紙と作り方(前編)からの続きです。
後半のポイントはコンシールファスナー付けです。頑張りましょうね。
7.スカートを縫い合わせる
前スカートパーツと後ろスカートパーツを中表で合わせ、両サイドをぬいしろ1.5cmで縫い合わせます。
スカートの上端にギャザーを寄せ、見頃のつけ位置と同寸になるようにします。
ギャザーの寄せ方の詳しい説明はこちらを参照ください。
ギャザーを寄せたスカートと身頃を中表に合わせてまち針でとめます。
ぬいしろ1.5cmで縫い合わせます。
ぬいしろにロックミシンもしくはジグザグミシンをかける。
アイロンでぬいしろを身頃側に倒します。
身頃側の縫い目から1cmのところにステッチを入れます。
うしろ中心を縫い合わせ、ぬいしろをアイロンで割ります。
ファスナー付け位置は粗ミシンをかけます。(後でほどきます。)
8.コンシールファスナーをつける
コンシールファスナーの中心と、さきほど粗ミシンをかけた縫い目を合わせます。
ぬいしろにファスナーを縫い付けます。
コンシールファスナーの付け方の詳しい説明はこちらを参照ください。
バイアスもしくは見返しの先ほど縫い残した部分(2.5cmずつ残した部分)とえりぐりを合わせてまち針をとめ、縫い合わせます。
バイアスもしくは見返しを身頃裏に折りかえし、アイロンで整えたらまち針でとめます。
えりぐりをぐるりとステッチします
9.裾を仕上げる
裾を1cm→2cmに三つ折りしてアイロンをかけ、ステッチします。
10.スプリングホックをつける
コンシールファスナーの真上のえりぐり部分にスプリングホックを手で縫い付けます。
ノースリーブギャザーワンピースの完成
これで、ノースリーブギャザーワンピースの完成です!!
ファスナー仕上げの良いところは、首元がすっきりとしたデザインに仕上げれること。
首元が開きすぎることもなく、どんな年代の方も着やすいワンピースです。
少なすぎず、たっぷりすぎずのギャザーが着やすいですね。
モデル身長:164cm
まずはシンプルに一枚で着ました。
長めのスカート丈なので、大人っぽく着ることができます。
布の地の色がダークカラーなので、柄のワンピもシックに着れますね。肌の色もきれいに映えます。
面積が広いので大柄も合います。
すっきりとしたデザインなので、カーディガンやショールなども合わせやすいですよ。
夏のワンピースで一枚は持っていたいストライプ柄。
ウエストのギャザーのおかげで単調にならず、かつ、体型をほどよくカバーしてくれるのも良いですね。
着心地が楽なので、普段着にもお出かけ着にも向いています。
気に入りの柄の布で作ったワンピースを身にまとっていたら、それだけで一日がハッピーですよね。
今回使った布はこちら
・原石の丸みのあるフォルムと対峙するかのような、果てしない宇宙空間の広がりをも感じられるデザインのテキスタイル、cosmic stone/やまさき薫※コットンリネンビエラ生地を使用
・手描きのラインと散りばめられた細かい模様が、ストライプにニュアンスをプラスしたストライプ柄のテキスタイル、stripe/ kayo aoyama※コットンリネンビエラ生地を使用
・可憐で鮮やかなミモザの花をイメージして描かれたデザインのテキスタイル、ミモザの花束/nunocoto fabricオリジナル※コットンリネンビエラ生地を使用
・見上げた木々の中で小さな鳥たちがのんびりと羽根を休めているような、優しい雰囲気を感じるデザインのテキスタイル、とまり木/石坂しづか※コットンリネンビエラ生地を使用
ワンピースに向いている生地について
今回のノースリーブギャザーワンピースにはすべてコットンリネンビエラ生地を使用しましたが、それ以外の生地を使う場合は、柔らかくて薄めの生地がおすすめです。
『ワンピース作りにおすすめの生地』でおすすめの生地についてまとめてあるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。