思い出を形に。プレゼントにも。布アルバムの作り方(2種)
【作業時間】60分 レベル★★☆☆☆
写真を手軽にとれるようになり、たくさんの写真データをスマホで簡単にとっておけるようになりましたね。
そんな写真たちをスマホやクラウド上などにしまい、見たいときにアクセスして見るのも良いのですが、記念日などの特別な日の写真をアルバムに残すのも素敵です。
特に、七五三や成人式、卒園卒業、結婚式などのアルバムは家族にとって一生の宝物ではないでしょうか。
今回は、そんなアルバムのカバーを布で作る方法を2種紹介します。
紹介するのは、
・段ボールで作る布アルバム
・既製品を使った布アルバム
刺繍で名前を入れたり飾り付けたりした布を貼った、世界で一つだけのアルバム。
思い出を形にできるだけでなく、プレゼントとしても最適です。
ぜひ、特別な日の思い出作りにご活用くださいね。
段ボールで作る布アルバムの材料
■カットサイズ
・お好きな布:アルバム台紙よりひとまわり大きめサイズ2枚
・アルバム台紙(2穴タイプ):必要枚数
・段ボールまたはボール紙:アルバム台紙よりひとまわり大きめサイズ2枚
・色画用紙:アルバム台紙程度のサイズ2枚※
・綴る用のひも、もしくはアルバム用ビス2組※※
・飾り用資材
・両面テープまたはボンド
※色画用紙は濃い色がおすすめです。
※※ひもで綴る場合、ハトメがあるときれいにしあがります。
段ボールで作る布アルバムの作り方
1.段ボール(またはボール紙)と色画用紙をカット
段ボールをアルバム台紙より周囲5mmずつ大きくしたサイズにカットします。
さらにアルバム台紙の2穴が開いてる帯状の部分より周囲5mmずつ大きくしたサイズにカットし、2つに分けます。
2組作りました。
後の説明でわかりやすいよう、大きい段ボールの方を段ボール➀、帯状の段ボールの方を段ボール➁としました。
色画用紙を段ボール➀より周囲を5mmずつ小さいサイズにカットします。
A4サイズのアルバム台紙を使う場合はA4の画用紙、A5サイズのアルバム台紙を使う場合はA5の画用紙をそのまま使ってOKです。
2.布をカットする
布の上にカットした段ボールを置き、写真の通りのサイズでカットします。
3.リボン類を布につける
布と一緒に巻き込んでリボンをつけたい場合、布に刺繍をしたい場合は段ボールに布を貼る前に施します。
カシメを使いたい場合は、段ボールが厚ければ貼る前、薄ければ貼った後につけましょう。
それ以外はアルバムカバーができあがった後に装飾します。
4.布を段ボールに貼る
段ボールの片面に両面テープまたはボンドをつけます。
写真のように布の上に段ボールを並べて貼りつけます。
角をカットします。
布の裏側に両面テープまたはボンドをつけます。
まず、段ボール➁側から折ります。
段ボール➀と段ボール➁の間のところは、布同士がしっかりと張り付くように指でおさえましょう。
反対側のタテ辺→上下の辺の順番で布を折り込んでいきます。
端の部分は少しだけ内側に折っておくと美しく仕上がります。
四辺とも折り込みました。
5.効き紙を貼る
色画用紙をカバーの裏に貼り付けます。
この、カバーの裏に貼り付ける紙を『効き紙』と言います。
ここでは白い紙を使っていますが、効き紙は濃いめの色の方がおすすめです。
6.アルバムを綴る
アルバム台紙の2穴に合わせ、アルバムカバーに千枚通しや目打ちなどで穴をあけます。
ひもで綴る場合は、穴にハトメをつけると仕上がりが美しいです。
アルバムカバーとアルバム台紙をひも、もしくはアルバム用ビスで綴ります。
7.カバーを装飾する
リボンなどでカバーを装飾します。
布を小さくいろいろな形にカットして貼り付けたり、レースやラインストーンを貼り付けてデコするのも良いですね♪
段ボールで作る布アルバムが完成!
さあ、これで完成です!!特別感のあるアルバムに仕上がりました。
もちろん裏も布張り。見ていて嬉しくなっちゃいますね。
次は、背表紙のある既製品のアルバムをベースに使った布アルバムの作り方を紹介します。
既製品を使った布アルバムの材料
■カットサイズ
・ビス式のアルバム
・お好きな布:アルバム見開きよりひとまわり大きめサイズ1枚
・色画用紙:アルバム台紙程度のサイズ2枚※
・飾り用資材
・両面テープまたはボンド
※色画用紙は濃い色がおすすめです。ここでは濃い色の布を使いました。
既製品を使った布アルバムの作り方
1.ビス式のアルバムをバラバラにする
まずはビス式のアルバムを用意します。
家にある、カバーの気に入らないアルバムを使うのも良いですね。
ドライバーでビスを外します。
バラバラになりました。
ビスはなくさないようにきちんと保管しましょう。
効き紙(カバーの裏の紙)をピリピリと外しましょう。
2.布をカットする
表紙・裏表紙・背表紙それぞれ、周囲3cmずつ大きいサイズに布をカットします。
3.リボン類を布につける
布と一緒に巻き込んでリボンをつけたい場合や、布に刺繍をしたい場合は、表紙に布を貼る前に施します。
布にシワができていたら、きちんとアイロンをかけておきましょう。
4.布を貼る
表紙と裏表紙の表面に両面テープまたはボンドをつけます。
布を中央に置き、しっかりと貼り付けます。
角をカットします。
布の裏側に両面テープまたはボンドをつけ、上下の辺を折り込みます。
タテの辺を折り込みます。
端の部分は少しだけ内側に折っておくと美しく仕上がります。
四辺とも折り込みました。
背表紙も同じように布を貼りつけましょう。
5.効き紙を貼る
色画用紙をカバーの裏に貼り付けます。
この、カバーの裏に貼り付ける紙を『効き紙』と言います。
A4サイズのアルバムを使う場合はA4の画用紙、A5サイズのアルバムを使う場合はA5の画用紙をそのまま使ってOKですが、規格外のアルバムの場合は、表紙より周囲が5mmずつ小さいサイズにカットします。
6.アルバムを綴じる
既製品のアルバムの穴に合わせ、アルバムカバーに千枚通しや目打ちなどで穴をあけます。
背表紙にも穴をあけます。
手で触って穴の位置を確認しながらカットしましょう。
保管しておいたビスでとめます。
ドライバーでしっかりと締めましょう。
既製品を使った布アルバムが完成!
お好みでカバーを装飾したら完成です!!
背表紙があるとさらに特別感がありますね♪
背表紙にも刺繍を入れるのもおすすめですよ。
今回使った布はこちら
「モノクロ×花柄」の、大人の可愛さに満ちたチューリップ柄のテキスタイル、Tulip/デザイナー:ほりはた まお
伝統的な和文様のひとつ、三崩し柄のテキスタイル、和文様三崩し(濡葉色×浅葱色)/デザイナー:nunocoto fabricオリジナル