プリント布の規格について(返品・交換対象の基準)

nunocotofabricは、すべて自社工場によるプリント生地です。
テキスタイルへのプリントという工程上、どうしても発生してしまう事象と照らし合わせて、取り扱っている商品(生地)に関しては当社の基準を設けさせていただいています。
主に返品や交換の対象となるもの、ならないものについてこちらに明記しますので、ご購入の前に一度ご確認いただきますよう、お願い致します。
商品の規格
・販売時点でのベース生地にインクジェットプリントを施したもの・布幅=115cm(耳まで含む)
・プリント幅=108cm
・プリントはじめと終わりには1cm~4cm程度の余白を含む
返品の対象になるもの
・プリント部分に黒スレがついているもの
特殊なプリンターを使う過程で、ごくまれに生地表面にこすれたような黒スレが付着してしまう場合があります。プリント部分にかかっている際には、どんな小さなものでも検品にて除外していますが、
布の端のプリント部分より外側の場合は、商品として常態、良品とみなしています。
(正確には耳より外側です。耳の内側の余白部分に付いた場合は検品にて除外しています。それでも万が一お手元に届いてしまった場合は返品交換対象となります。お手数ですがご連絡ください)
・長さが購入数に満たないもの
・著しいプリントのぼやけ
細い線、細かい模様などは、ベース生地の織り糸の緩急により、ぼやけて見える場合がありますが、これらは良品とみなしています。 明らかに柄が不明瞭な場合は検品にて除外しています。
返品の対象にならないもの
・プリント部分より外側(耳よりも外側)に黒スレがついているもの
耳よりも外側のスレやインク染みについては、良品とみなしているため、返品交換の対象にはなりません。・地の目に対して柄が歪んでいるもの
柄の歪みに関しては、返品交換の対象にはなりません。
あえて歪みを残して手描きの線で描かれた柄/模様であったり、プリント工程の過程の中で多少の歪みが発生することもあります。
特に目につくのが、柄プリントの端になる箇所の歪みでしょうか。
布をロールで引っ張り巻き取りながらプリントをしていくため、数ミリの狂いなく真っすぐにプリントをする状態を保ち続けることは非常に難しいです。また、天然素材の特徴として、縦糸横糸を織って作られる生地の地の目も正確に言えば歪みは生じます。
そのため、生地の上からプリントを行えば、地の目とプリントが歪む箇所が出てくることもあります。どうかご理解いただけますと幸いです。
水通し/地直しの際のポイント
縮みを懸念して、裁断前に布を水通し/地直しをされる方も多いと思いますが、たとえば地の目の歪みを直そうとして横糸を抜くやり方をされても、歪んだ地の目の上からプリントされたものは地の目を直したとしても柄の歪みは直りません。そのため、当店のプリント生地の地直しは、アイロンで行っていただくようおすすめしています。
こちらはあえて揺らいだ手描き線で描かれたチェックのデザインです。
これを横糸を抜くやり方で地直ししようとすると、
糸は抜けても柄の歪み(この場合はあえて歪ませている線ですが)はそのままです。
ですので、普通にアイロンで布全体をフラットに整えていただくのがよいでしょう。
ニュアンスのある揺らいだ線からなるチェック柄で作るノースリーブトップス。
・他の糸が混入しているもの、ネップ
ベースとなる真っ白な生地自体に、はじめから他の糸の混入やネップが見られることがあります。
ネップとは、繊維の節が生地表面に出たもののことですが、当店で使用している綿(コットン)は天然素材としての性質上、均一に整った糸を紡ぐことがとても困難です。
節がある糸を織ることで、まれに生地の表面にぽっこりとしたスジが出来ます。これがネップです。
ネップは綿などの天然素材の特性としてご理解くださいね。
・糸抜けのようなもよう
ベース生地に糸抜けのような状態が見受けられる場合があります。・小さな点のプリントの剥がれ
ベース生地に小さな毛玉がある場合、その上からプリントをほどこすため、お洗濯などで、毛玉が剥がれ落ちる場合がございます。製造上、避けられない事象ですので、予めご理解いただければと思います。
商品発送の際は最新の注意をはらっておりますが、
万が一お手元に届いた商品に上記のような不備がありましたら、nunocoto fabricまでご連絡ください。
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