美濃羽まゆみさん監修/ブラックドレスの作り方【大人の洋裁キット】
こちらは美濃羽まゆみさん監修/ブラックドレスキット【大人の洋裁キット】をご購入いただいた方や、検討中の方に向けたページです。
下記の、美濃羽まゆみさん監修/ブラックドレスキットの型紙を使用した作り方を詳しく解説します。
※本型紙および作り方を使用して制作した商用利用を目的とした販売、およびコンクール等応募作品として出品することはご遠慮ください。
美濃羽まゆみさん監修/ブラックドレスキット 仕上がりサイズ
S/M/L/XLサイズの仕上がりサイズは以下を目安にしてください。
S | M | L | XL | |
---|---|---|---|---|
着丈 | 105.5cm | 108.5cm | 111.5cm | 114.5cm |
身幅 | 49cm | 51cm | 53cm | 55cm |
美濃羽まゆみさん監修/ブラックドレスキット【大人の洋裁キット】の内容
型紙 | A0サイズ 2枚 ※SとMサイズ、またはLとXLサイズの型紙2枚1組 |
100%リネン(黒)シャンブレー生地 | 2.5m分 |
片面接着芯(黒) | 約タテ50cm×ヨコ50cm |
伸び止めテープ(黒) | 1cm幅 約40cm |
裁断図 | A4サイズ 1枚 |
100%リネン生地の特徴と注意点
ブラックドレスキットで使用する生地は、100%リネン素材のシャンブレー生地です。
中厚手でしっかりとした張りがあります。さっぱりとした肌触りが特徴的です。
はじめのうちは肌あたりが気になるかもしれませんが、着用して洗うたびにだんだんと柔らかくなっていきます。どうしても気になる方は、インナーやペチコート、ペチパンツなどを合わせて着用していただくとよいでしょう。
リネン素材は縮みが出ますので、裁断前に必ず水通しと地直しをしてください。
お洗濯は、ネットに入れて手洗いモードがおすすめです。タンブラー乾燥はお避けください。
アイロンをかける際は、あて布をしてから低温でかけてください。直接アイロンをかけると、テカリが出る場合があります。
美濃羽まゆみさん監修/ブラックドレスキット 布の裁ち方図
下記の裁ち方図を参考に、布を裁断してくださいね。裁断図はキットの中にも同封されています。
裁断のポイント
身頃は「わ」で、ポケット布は左右対称に2組裁断します。
合印の写し方や、型紙と布の裁断の仕方、型紙を扱うときのポイントなどは、
ホームソーイング型紙シリーズの型紙の使い方(記号の読み方・裁断の仕方)でご確認くださいね。
縫い方のポイント
- ぬいしろは(指定の無い限り)1cmです。切り取った布端から1cm内側を縫います
- 縫いはじめと縫いおわりは返し縫いをしましょう
- アイロンは低温~中温でかけます
美濃羽まゆみさん監修/ブラックドレスの作り方
それではここから、ブラックドレスキットの作り方を詳しく解説していきます。 下記の手順で縫い進めてみてくださいね。
1.裁断する
まずは生地の裏表を確認します。
あまり差がない生地なのでお好きな面をオモテとしてください。
裁断時にチェックしたら、パーツごとに表裏の印をつけておくと良いでしょう。
それでは、型紙に合わせて裁断します。(※型紙はぬいしろ込み)
前身頃と後ろ身頃はわに裁断しましょう。
ポケット布は左右対称に2組裁断します。
見返しは同サイズで接着芯も裁断します。
今回、説明のため見返しとポケット布を身頃とは別布としていますが、身頃・見返し・ポケット布すべて同布で仕上げます。
2.ポケットを作り、縫い付ける
ポケット布を袋縫いで縫います。
まず、ポケット布をウラ同士が合うよう、外表に重ねます。
ぬいしろ1cmで縫い合わせます。
ぬいしろを3mm残してカットします。
ポケット布をウラに返し、ぬいしろ5mmで縫い合わせます。
前身頃のポケット付け位置に伸び止めテープを貼ります。
ポケット付け位置より少し長めに、布端から2mm離します。
前見頃にポケット布の1枚を中表に重ねます。
奥側の布をよけて手前の布と身頃を合わせます。
ポケット付け位置からポケット付け位置までをぬいしろ1cmで縫い合わせます。
ポケット付け位置のぬいしろに切り込みをいれます。
ポケット布をひらきます。
身頃の裏側へ返します。
ポケット口を整えます。
ポケット付け位置の上下を仮縫いしてとめます。
3.前身頃の袖口を縫う
両方のポケットを縫い付けたら、前身頃の袖口を1cm→1cmで、裾を1cm→3cmで三つ折りの折り目をつけます。
袖口を縫います。裾はまだ縫いません。
4.後ろ身頃とヨークを縫う
後ろ見頃にタックを折ります。
型紙のタック線を参考に、内側の線を外側の線に重ねます。
重ねたらひらかないように、布端を仮縫いします。
後ろ身頃とヨークを縫い合わせていきます。
身頃とヨークを中表に重ねてぬいしろ1cmで縫い合わせます。
ぬいしろは2枚一緒にロックミシンまたはジグザグミシンで布端の始末をします。
ぬいしろをヨーク側にたおします。
袖口を1cm→1cmで三つ折りし、ステッチします。
裾を1cm→3cmで三つ折りの折り目をつけます。まだ縫いません。
画像入れる5.肩を縫う
前身頃と後ろ身頃を中表に重ねます。肩を合わせたら、袖口を内側に折ります。(ここではアイロンは不要)
肩ラインをしっかりと合わせます。
ぬいしろ1cmで縫い合わせます。
ぬいしろは2枚一緒にロックミシンまたはジグザグミシンで布端の始末をします。
ぬいしろを後ろ側へたおします。
6.見返しをつける
見返し布に接着芯を貼り、布端をロックミシンまたはジグザグミシンで始末します。
接着芯を貼ったら、前見返しのフロントの仕上がり線をウラ面にうつします。
前見返しと後ろ見返しを中表に重ねて、肩をぬいしろ1cmで縫い合わせます。
肩のぬいしろをひらき、見返しの周囲を1cm折りステッチします。
身頃と見返しを中表に重ねて、縫います。
前は仕上がり線で、後ろはぬいしろ1cmです。
ぬいしろを5mm残してカットします。
ぬいしろに1cm間隔で切り込みを入れます。
フロント部分は、細かく切り込みを入れます。
見返しを立ち上げるようにアイロンで縫い目をひらきます。
ぬいしろを押さえるように、見返し側にのみステッチを入れます。
肩線から前に10cmほどから後ろにぐるりと反対側の肩線から前に10cmほどまで入れます。
見返しを裏側に控えて、整えます。
身頃の肩ぬいしろと見返しをミシンまたは手縫で縫いとめます。
これで見返しが付きました。
7.脇を縫う
身頃のスリット位置に10cm程度、ロックミシンまたはジグザグミシンをかけます。
1枚ずつ4ヶ所です。
身頃の脇を合わせ、、ぬいしろ1cmで縫います。
ポケット付け位置も丁寧に合わせます。
ぬいしろはスリット位置より2cm上あたりまで2枚一緒にロックミシンまたはジグザグミシンで布端の始末をします。
ぬいしろを後ろ側に倒して、スリット部分はぬいしろを開きます。
8.裾を縫う
スリット部分の裾を中表に折ります。(アイロン不要)
裾から仕上がり線までを縫います。
スリットをオモテに返し、三つ折りを整えます。
裾とスリットまでぐるりとステッチします。
スリット上部は強度を高めるため何度か返し縫いしておきます。
袖を内側に折りアイロンで整えます。
完成
さあ、これでブラックドレスが出来ました。リネンシャンブレーの生地の質感を活かしたシルエットです。適度な重みで落ち感もあります。
美濃羽まゆみさんも素敵に着こなしてくれました。 美濃羽まゆみさん着用サイズはMサイズです。(身長160cm)
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