買うより早い!1m以下で出来るペチコート(ペチパンツ)の作り方
薄手のワンピースやスカートを履く時に、気になる透け感をさりげなくカバーするペチコートの作り方紹介します。買うより早い!実はとっても簡単に作れちゃうんです。
1m以下で作れてジグザグミシンなどの布端の始末不要。お洋服と一緒にぜひペチコートも作っちゃいましょう~。
このページでは、便利なパンツタイプのペチパンツの作り方も紹介します。
ペチコートの材料
布の横幅をめいっぱい使うため、布端は「耳」を利用します。そのため、布端の始末は不要です。
布端が耳ではない場合は、ロックミシンまたはジグザグミシンでの始末が必要となります。
仕上がりサイズ
黒:ヒップ107cm 丈46.5cm
白:ヒップ107cm 丈56.5cm
必要な布の用尺
黒:タテ50cm×ヨコ110cm(布幅)白:タテ60cm×ヨコ110cm(布幅)
サイズ変更する場合は、タテ:仕上がり丈+3.5cm ヨコ:仕上がりヒップ+3cmを用意
ペチコートに使用した生地
◎白:ローン(白無地)ペチコート作り方
1.ウエストと裾をアイロン
ウエストを1cm→1.5cmの三つ折りでアイロンします。
裾をなるべく細い三つ折りでアイロンします。
まだ縫いません。
2.脇を縫う
中表に半分に折り、ぬいしろ1.5cmで縫います。この時、ウエスト側を布端1cmの位置から1.5cm(ゴム通し口)開けておきます。
裾は布端から20cm縫いません。ここがスリットです。
3.スリットを縫う
ぬいしろを割り、スリット部分は0.5cm→1cmで三つ折りにします。
境目は自然にひらきます。
スリットをステッチして縫いとめます。
力のかかるスリット上部は2重に縫っておきます。
4.ウエストと裾を縫う
ウエストの三つ折りを整え、ぐるりと縫います。
裾は、スリットからスリットまで縫います。
5.ゴムを入れて、完成!
シンプルな形で1枚、または色違いや素材違いで持っているととっても便利です。
脇のスリットは、脇でも後ろでもOK。足さばきの良い場所に持ってきましょう。
黒いペチコートは、ダブルガーゼ生地を使用。
目が詰まったダブルガーゼを使うとより透けにくく、肌ざわりが良いのでおすすめです。
ロングスカートの下などに合わせると気持ちよく履けますよ。
ペチパンツ作り方
こちらはパンツタイプのペチコートです。
型紙はnunocoto fabricの見せるペチパンツを使用しています。
【ホームソーイング型紙シリーズ】No.016_見せるペチパンツ
白いパンツ(ローン(白無地))は股下20cmに型紙を変更しました。
デカパンに見えますが…Mサイズですよ。
ベージュのペチパンツは、股下15cmに変更しました。型紙はSサイズを使用しています。
作り方工程
- 股下を縫う
- 股上を縫う
- ウエストを縫う
- 裾を縫う
作り方は、【ホームソーイング型紙シリーズ】No.016_見せるペチパンツの作り方のページで、型紙を買う前に確認できますよ。
見せるペチパンツなので見せてもいいのですが、見せなくてもOKなんです。
ちなみにこちら、見せるペチパンツのLサイズを履いています。
生地はローン素材。柄は、猫たちよ!(カラフル)です。
柄によってはローン生地でも透け感を気にせず履けますが、やっぱりどこか不安だなと思う方にはペチパンツがおすすめです。
裏地をつけるのは難しいけど、別々に作れば使いまわしもできるし、作るのも簡単です。
わかりますか?中にはベージュのペチパンツを履いています。
裾のラインが見えていますが、裾より上は光が透けていません。
【ホームソーイング型紙シリーズ】No.016_見せるペチパンツの型紙を使うと、ボトムスとなるペチパンツも作れるし、インナーのペチパンツも作れる!!!とってもお得で便利です。
ペチコートって何?
スカートなどのボトムスの下に着用するアイテムで、下着が透けるのを防いだり、着用中の静電気を防いだりするものです。
一般的にペチコートの定番はスカートの形をしていますが、最近ではボトムスの形に合わせて様々なタイプが出ています。
幅広のキュロットやガウチョパンツなどにはキュロットタイプがおすすめです。
ペチコート 丈・サイズ
スカートやパンツの裾からペチコートが見えてしまうと見栄えが悪いため、5cmほど短いペチコートを用意しましょう。
最近はわざと見せて履くおしゃれなペチコートもあります。
裾にレースをつけて合わせたいスカートの裾から覗く丈にすれば、簡単にイメージチェンジできますよ。
ペチパンツの裾に付けてもいいかも…。
裾にレースをつける方法は、「スカートの裾を可愛くアレンジ!レース・フリルのつけ方/使い方」で確認してくださいね。
ペチコートに適した生地
ペチコートの素材は、ほとんどがポリエステル製です。
ポリエステルは耐久性に優れ、お手入れしやすいからなんですね。
手芸店などでは、「裏地用」と書いてある生地を選びましょう。
夏は特に、汗をかいてペチコートが肌にまとわりつくのが気になる~という方は、速乾性のよいコットン素材がおすすめです。
ツヤのある薄手の綿ローンやわらかな肌触りのダブルガーゼがおすすめです。
白やベージュ、黒があると万能です。
ペチコートで使用した生地
サンプルでは、軽やかさとちょうどいい張りが魅力のローン(白無地)を使用しました。当店で販売しているパンツ(ズボン)の型紙
当店では、プロのパターンナーによるパンツの型紙を販売しています。
この形、すてき!と思うパターンに出会ったら、ぜひアクセスしてみてくださいね。