柔道着をトートバッグにリメイク!作り方【型紙不要】
柔道着をリメイクしてトートバッグやポーチがつ作れます!
柔道着の上着は、刺子生地という強靭でデコボコの織りの風合いのある生地で作られています。そのため、柔道着をそのまま使えば、丈夫でおしゃれなバッグやポーチが作れますよ。
今回は、上衣(上着)と帯を使ったリメイク、大きなトートバッグの作り方を紹介します。
170サイズの上着で作ると、かなり大きく丈夫なトートバッグができあがります。
外ポケットもついた、たっぷりサイズのシンプルで使いやすいトートバッグです。
道着の大きさに合わせて作るので、どんなサイズの道着からでもリメイクすることができますよ。
柔道着(上衣)からリメイクするトートバッグ 材料・裁断サイズ
柔道着の上衣 | 1枚 |
帯もしくはアクリルテープ | 1本※ |
2cm幅の綾テープ | 約2m※※ |
※帯は持ち手に使いますが、パワーのないミシンで厚みのある帯を縫い付けるのが難しそうな場合は、代わりにアクリルテープを使っても良いですよ。
道着に合わせた色のアクリルテープでも良いですし、アクセントで色付きにしてポイントカラーにしても。
※※綾テープは布端の処理に使います。布端をロックミシンやジグザグミシンで仕上げる場合は不要です。
◎糸は30番手(#30)程度の太めの糸、針は厚手生地用の16号(#16)程度がおすすめです。
できあがりサイズ
170サイズの上衣で作った場合:タテ42cm×ヨコ45cm×マチ16cm程度
柔道着の上衣をリメイクしたトートバッグの作り方
1.柔道着の上衣をカットする
柔道着の上衣をパーツにカットしていきます。きちんと直角をとることに注意してチャコペンをひくのがポイントです。
パーツをカットしやすいように切り分ける
柔道着の上衣の衿部分をジョキジョキとカットします。
基本的に柔道着の上衣は上下で切り替えてあります。この切り替え部分で上下にカットします。
上部を脇のラインでカットします。
バッグ本体の布をカットする
カットしたら開きましょう。この袖部分がバッグ本体の布となります。
袖口や補強部分などを除いた、布1枚だけの部分でとれるだけの大きさの四角形(長方形)をチャコペンで描きます。
チャコペンにそってカットします。反対側の袖も同じサイズの四角形にカットしましょう。
バッグ本体の布2枚をカットしました。
ポケット用の布をカットする
バッグ本体布を切り抜いた上半分の残りから、ヨコ幅20cm程度、タテはとれる分だけの長さで四角形2つをチャコペンで描き、カットします。
この四角形2枚の布がポケット用の布となります。
バッグ底用の布をカットする
下部の布はバッグ底用の布として使います。
バッグ本体の布と同じヨコ幅で、タテはとれる分だけの長さの四角形をチャコペンで描いてカットします。
持ち手をカットする
帯を使う場合は端部をカットします。
帯、もしくはアクリルテープを1m~1.3mを2本にカットします。
男性サイズの柔道着でバッグを作る場合、手提げタイプのトートバッグであれば1m、余裕を持って肩に掛けられるタイプであれば1.3mを目安として下さい。
ここでは、1本1mにカットした帯で作りました。
バッグのパーツのカット完了
さあ、これでバッグのパーツを全てカットしました!ほっと一息ですね。2.本体とポケットの袋口部分を端処理する
本体布2枚とポケット布2枚の上辺を、1cm→2cmで三つ折りします。
三つ折り部分をステッチします。
3.本体布にポケット布を縫い付ける
本体布とポケット布を半分に折り、「わ」の下をちょこんとカットして合印(ノッチ)をつけます。
本体布オモテ面の上にポケット布を重ね合印を合わせて仮縫いします。
4.本体布に持ち手を縫い付ける
ポケット布の端を隠すように持ち手を置きます。
持ち手の間隔は20cm程度で、合印からの長さが左右等しくなるようにまっすぐおいて、クリップなどでとめます。
袋口のところで折り返すようにコの字で縫い付けます。
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5.本体布と底布を縫い合わせる
本体布の下辺と底布の片側を中表で合わせ、ぬいしろ1cmで縫い合わせます。
底布の反対側にもう一枚の本体布を中表で合わせ、ぬいしろ1cmで縫い合わせます。
6.ぬいしろの処理をする
綾テープをバッグ本体の幅と同じ長さで2本カットします。
綾テープをアイロンで半分に折ります。
本体布と底布を縫い合わせたぬいしろを綾テープで包んで縫います。
7.底を折りたたんで三角マチ部分を作る
バッグを中表で半分に折り、底部分をW型に折りたたみ、クリップなどでとめます。(写真は横から見たところです)
縫い目までが5cmとなるように折りたたみましょう。この部分が三角マチとなります。
8.両サイドを縫い、ぬいしろの処理をする
両サイドをぬいしろ1cmで縫い合わせます。
綾テープをバッグ本体のタテ+3cm(上下1.5cmずつ)の長さで2本カットする。
綾テープをアイロンで半分に折ってぬいしろにあて、上下の1.5cmはみ出ている部分をぬいしろにかぶせるように折ります。
パタンと折ってぬいしろを包みます。
両サイドのぬいしろに綾テープを縫い付けました。
柔道着の上衣をリメイクしたトートバッグが完成!
表に返したら、柔道着の上衣をリメイクしたトートバッグの完成です。
残りの上衣の生地でポーチを作る
こんなに大きなトートバッグを作っても、上衣の生地はまだ残ります。
そこで、たっぷりサイズのマチ付きポーチとばね口のコインケースも作りました。
マチ付きポーチの作り方
上衣の下部の布がたくさん余ったので、この部分で2枚仕立てのファスナーポーチを作りました。
完成したのは、タテ18cm×ヨコ28cm×マチ10cm程度のたっぷりサイズ。
nunocoto fabricでは、マチ付きで2枚仕立てのファスナーポーチのレシピをいくつか紹介しています。 ぜひ参考にして作ってみて下さいね。
ばね口ポーチの作り方
上衣の上部の布の余り布は少なかったので、少ない布で作れるばね口のコインケースを作りました。
ばね口ポーチのレシピもありますよ。
柔道着の下衣(ズボン)をリメイク
家にあった柔道着の上下をリメイクしてみたところ、大きなバッグ2つに小さなバッグ1つ、たっぷり入るポーチにコインケースが作れちゃいました。
柔道着の下衣(ズボン)のリメイクの仕方については、『柔道着の下衣(ズボン)をリメイクした、巾着バッグや手提げバッグの作り方』をご覧くださいね。
nunocoto fabricではおしゃれな柄を取り揃えています
それぞれのポーチの裏布に使ったのは、当店・nunocoto fabricの布です。
nunocoto fabricは、お客様からご注文をいただいてからご希望の柄を指定の生地にプリントしてお届けする、布のオンラインショップ。3,000以上の柄から好きな生地を選ぶことができます。
【現在プリントに使用している生地】
・オックス(100%コットン)
・ダブルガーゼ(100%コットン)
・ビエラ(リネン25% コットン75%)
・キャンバス(100%コットン)
・ローン(100%コットン)
・ツイル(100%コットン)
楽しいハンドメイド生活に、ぜひご利用くださいね。