ボストン型トートバッグの作り方【ホームソーイング型紙シリーズNo.021】
こちらは【ホームソーイング型紙シリーズ】No.021_ボストン型トートバッグ 型紙 をご購入いただいた方や、検討中の方に向けたページです。
※本型紙および作り方を使用して制作した商用利用を目的とした販売、およびコンクール等応募作品として出品することはご遠慮ください。
ボストン型トートバッグ 仕上がりサイズ
ヨコ幅36cm×高さ25cm×マチ幅18cm
持ち手の長さは約60cm
・【ホームソーイング型紙シリーズ】No.021_No.021_ボストン型トートバッグ 型紙
・生地(オモテ生地)用尺 タテ80cm ※布幅110cmの場合
★向いている生地素材:キャンバス(帆布)、デニム、ツイルなど 中厚地~厚地
・生地(ウラ生地)用尺 タテ100cm ※布幅90cmの場合
★向いている生地素材 シーチング、オックスなど 薄地
・両開きファスナー 60cm
(当店で販売中のこちらの両開きファスナーがぴったりです。合わせてのご購入がおすすめです)
必要な道具
裁ちばさみ、まち針(クリップ)、ゴム通し、チャコペン、定規
布の裁ち方図
裁断のポイント
型紙の「わ」にご注意ください。
合印の写し方や、型紙と布の裁断の仕方、型紙を扱うときのポイントなどは、
ホームソーイング型紙シリーズの型紙の使い方(記号の読み方・裁断の仕方)でご確認くださいね。
縫い方のポイント
※ぬいしろは(指定の無い限り)1cmです。切り取った布端から1cm内側を縫います
※縫いはじめと縫いおわりは返し縫いをしましょう
※きれいな仕上げのためには、こまめにアイロンをかけるのがポイントです
ボストンバッグの作り方
(製作時間のめやす:2時間半)1.生地を裁断する
今回は、オモテ地にnunocoto fabricのキャンバス(11号帆布)を使用、ウラ地にシーチング(生成り・無地)使っています。
持ち手は、幅2cmと幅3cmの2サイズの型紙をお付けしています。お好みでどちらかお選びくださいね。
持ち手幅の仕上がりイメージはこちら↓
さて、ここが重要!「合印」を忘れずに型紙から写しておきましょう。
2.ポケットをつける
ポケット表地の上辺を1cm→1.5cmの三つ折りし、ステッチで縫いとめます。
本体表地にのせて中心をステッチします。
ポケット布と本体の布端をずれないように仮縫い(ミシン)しておきます。
表地・裏地同じようにポケットをつけます。
3.持ち手を縫う
持ち手布の両端を1cm折り、さらに中心から二つ折りします。
折ったら両端を2mmでステッチしておきます。
2本作ったら本体表地の持ち手付け位置に合わせて仮縫いします。
持ち手がねじれないよう気をつけましょう。
4.ファスナーをつける
ミシンの押さえをファスナー押さえに換えます。
ファスナーの両脇に、ファスナーマチをつけていきます。
柄の向きがある場合は、柄の上部をファスナーに縫い付けます。
ファスナーの中心に印をつけます。
ファスナーマチ裏地オモテを置き、ファスナーを置きます。その上にファスナーマチ表地を裏返しに重ねます。 すべての中心と布端をしっかりと合わせて、ぬいしろ7mmで縫い合わせます。
ファスナーが見えるよう、ファスナーマチ表地裏地ともにオモテに返しファスナーとの縫い目をしっかりとひらきアイロンで整えます。
ファスナーの反対端にも同じように、ファスナーを挟むように表地と裏地を中表に重ねます。
中心の布端を合わせて、ぬいしろ7mmで縫い合わせます。
縫えたら布をオモテに返してアイロンで整え、ファスナーマチ脇を2mmでステッチします。
ファスナーがついたファスナーマチの幅が20cmになっているか確認します。
20cmより大きい場合はカットして揃えておきます。
布端を表地裏地ずれないよう仮縫いします。
ここで、ミシンの押さえを基本の押さえに戻します。
5.ファスナーマチと底布を縫う
底布裏地→ファスナーマチ→底布表地の順に中表に重ねます。
布端を合わせたら、ぬいしろ1cmで縫い合わせます。 反対側の布端も同様に縫い合わせます。
内側に手を入れてぐるりとオモテに返します。
オモテに返したらファスナーマチと底布を縫い合わせた部分、底布側に5mmのステッチを入れます。
底布の布端の表地裏地がずれないよう仮縫いします。
6.本体表地を縫い合わせる
ファスナーマチと本体表地を中表に合わせて縫っていきます。
まずは、本体表地のポケットを付けていない方の中心・脇合い位置の4ヵ所を合わせてとめます。
ぐるりとまち針やクリップでとめたら、ぬいしろ1cmで縫い合わせます。
返し口は不要です。
カーブ部分の生地端の合わせ方ポイント
布端を合わせるのではなく、縫い線つまり布端から1cmのラインで揃えるようにしましょう。
布端は本体側が浮いている状態です。
縫えたら、ファスナーは5cmほどあけておきます。
画像は開いていませんが、最後の最後にオモテに返すときの返し口となりますので忘れずにあけておいてくださいね。
反対側の本体表地(ポケットあり)を同じように縫っていきます。
こちらも返し口は不要です。
両側に本体表地がつきました。
実際はファスナーが5cmほど開いている状態です。
7.本体裏地を縫い付ける
本体表地のポケットのついていない面を上にして置きます。
ポケットのついていない本体表地をたたみ
本体裏地(ポケットなし)のオモテを内側にして重ねます。
しっかりと周囲をとめたら、本体表側の縫い目に重ねて、縫い合わせます。
返し口を縫わずに開けておきます
返し口からオモテに返すと、本体表(ポケットあり)側に裏地がついています。
同じように反対側も裏地をつけていきます。
裏地がついた面をたたみ
ポケット付きの裏地をオモテを内側にして重ねます。
本体表地側から縫い目の上に重ねて縫います。
こちらも返し口は縫わずに開けておきましょう。
返し口からオモテに返します。
8.返し口をとじる
返し口が2ヵ所あるのでどちらも手縫いで縫いとじます。
オモテに返して、形を整えたら完成です。
完成
内側からきれいに形を整え、アイロンをかけましょう。
サンプル使用生地はこちら
100%コットンの、シーチング(生成り・無地)
ユニークなデザインタイトルとゆるく味のある線が魅力の、Lo-Fi Animals(ホワイト)
※こちらのデザインのキャンバス素材を使用しました
ころりんころりんしたフォルムが可愛い、しらたま(あずき)
※こちらのデザインのキャンバス素材を使用しました
優しい風が通り抜けていくような、森の草原をイメージした、grassland(ピンクベージュ)
※こちらのデザインのキャンバス素材を使用しました
型紙の購入はこちら
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