No.34_しじみバッグの作り方【ホームソーイング型紙シリーズ】
こちらは【ホームソーイング型紙シリーズ】No.34_しじみバッグ型紙 をご購入いただいた方や、検討中の方に向けたページです。
※本型紙および作り方を使用して制作した商用利用を目的とした販売、およびコンクール等応募作品として出品することはご遠慮ください。
しじみバッグ 仕上がりサイズ
ヨコ幅33cm×深さ25cm
底から長い持ち手までの44cm
しじみバッグの材料
【布の用尺】50cm(布幅108cm)を2枚
型紙 | 【ホームソーイング型紙シリーズ】No.34_しじみバッグ |
生地(外布・内布) | 各50cmずつ(布幅108cm) |
※生地は、オックス、コットンリネンビエラ、ツイルなどの普通地~中厚手生地が合います
しじみバッグ サンプルで使用した生地
・外布:ようかん(オックス素材)
・内布: コットンツイル(ブラック・無地)
布の裁ち方図
裁断のポイント
外布・内布ともに、左右対称に各2枚ずつ裁断します。
合印の写し方や、型紙と布の裁断の仕方、型紙を扱うときのポイントなどは、ホームソーイング型紙シリーズの型紙の使い方(記号の読み方・裁断の仕方)でご確認くださいね。
縫い方のポイント
※ぬいしろは(指定の無い限り)1cmです。切り取った布端から1cm内側を縫います
※縫いはじめと縫いおわりは返し縫いをしましょう
※きれいな仕上げのためには、こまめにアイロンをかけるのがポイントです
しじみバッグの作り方
(製作時間のめやす:1時間15分)1.生地を裁断する
今回は、オモテ地にnunocoto fabricのオックス素材を使用、ウラ地にコットンツイル(ブラック・無地)使っています。
さて、ここが重要!「合印」を忘れずに型紙から写しておきましょう。
同じ向きで2枚裁断しないよう、必ず左右対称になるようにします。
今回は、外表にたたんだ生地を2枚一緒に裁断しました。
合印は1枚ずつしっかりと印を付けておきます。
ダーツの頂点の印も忘れずにつけましょう。
2.ダーツを縫う
外布の底部分にあるダーツを2カ所縫います。
ダーツの中心から中表に生地をたたみ、布端側から中心に向かって縫います。
布端側は返し縫いを忘れずに、頂点は返し縫いをせず糸端を長めに残して切ります。
生地ぎりぎりで玉止めして、糸端を1cm残してカットします。
2本一緒にくるっと結びます。
2カ所同じようにダーツを入れます。
3.持ち手を縫う
外布を中表に重ね、短い持ち手をぬいしろ1cmで縫い合わせます。
ぬいしろはアイロンで割ります。
ここまで外布と内布、同様に進めます。
4.袋口を縫う
外布と内布を中表に重ねて、袋口をぬいしろ1cmで縫い合わせます。
この時、先に縫った持ち手のつなぎ部分を外布と内布でしっかりと合わせておきます。
縫えたら、ぬいしろに1cm間隔で8mm程度の深さの切り込みを入れます。
縫い止まりから縫い止まりまでをぬいしろ1cmで縫い合わせます。
袋口と今縫った3か所のぬいしろを外布側へアイロンでたおします。
カーブ分が折りづらい場合は、切り込みを深くするか多めに入れましょう。
縫い目を切らないように注意が必要です。
内布の縫い目から1mm程で折ると、オモテに返したときにきれいな仕上がりになります。
5.もう片方の持ち手をつなぐ
底のほうから手を入れて、片方の持ち手をつかみ引き抜きます。
持ち手がオモテに返りました。
その持ち手を持って、反対のつながっている持ち手へ差し込みます。
反対側から引き抜きます。
袋部分も一緒に通していきます。
片側のみオモテに返りました。
オモテに返った持ち手を、裏返しの持ち手の中へ差し込みます。
少し出たら外布内布の向きを揃え整えます。
布端を揃えます。
ここの工程を動画で説明します。
ぬいしろは互い違いになるようにたおします。
細い筒を縫う時は、筒の内側をのぞき込むようにしてミシンをかけます。
下記のように、ぬいしろは割っておきましょう。
(あとから撮り直したので、柄が変わってしまいました!)
外布をつかんで広げると、持ち手が繋がっています。
7.本体を縫う
外布をつかみ、持ち上げます。
外布同士、内布同士を持って左右に開きます。
外布内布それぞれが中表に重なります。
外布から、縫い止まりから縫い止まりまでをぬいしろ1cmで縫い合わせます。
この時、縫い止まりは、先に縫った持ち手部分の縫い目に繋ぐように縫い始めます。
余計な生地を縫い込まないように外布だけが中表に重なるように整理します。
ダーツのぬいしろは互い違いにします。
内布も同様に縫い合わせますが、返し口を縫わずに開けておきましょう。
8.返し口をとじる
返し口からオモテに返します。
全ての生地を引き出してきます。
全てオモテに返ったら、返し口をミシンまたは手縫いで縫いとじます。
内布を外布にしまい込むように入れ込み、アイロンできれいに形を整えます。
9.かんぬき止めをする
かんぬき止めとは、縫い目に力がかかってほどけやすい箇所を補強するための始末です。
今回は、縫い止まりの5mmほど下を2.3回手縫いして補強しています。
左右どちらの脇も縫いとめておきます。
糸の色は、あえて目立つ色でポイントにするもよし、目立たない色でひっそりと補強するもよし。
強度補強なので、ミシン糸ではなく手縫い糸を使いましょう。
長い持ち手を短い持ち手に入れ込みます。
完成
形を整えれば、しじみバッグの完成です!
しじみバッグで使用した生地
※黒のニット生地は外布・内布共に市販の生地を使用しました