次から次へと作りたくなっちゃう!
手作り半衿と付け方を紹介します
着物の下に着る襦袢の衿につける半衿。
実は、お好みの布を細長くカットするだけで作れるとっても手軽なアイテムなんです。
「この柄、半衿にしたら絶対かわいいよね!」と布選びを始めたら、楽しすぎて止まらなくなってしまい……気づけばなんと20枚以上もの半衿が出来上がりました!

最近は、着物だけでなく浴衣に半衿を合わせて「夏着物風」に着こなすスタイルもとっても人気。何枚あっても困らないどころか、その日の気分で半衿を替えるだけで、コーディネートの幅がぐんと広がるんです。
今回は、たくさんの半衿のお披露目とともに、半衿の付け方も解説します。
さあ、あなたも一緒に「半衿沼」にはまってみませんか♪

ハギレ布で作った半衿
今回半衿にした布は、約5,000種類のデザインある当社nunocoto fabricの布から、半衿にぴったりの柄を選んだ……わけではなく、手元にあったnunocoto fabricのハギレ布を使っただけ。
それなのに、どれもかわいく仕上がる。それが和服の懐の深さなんです。
半衿に適した生地
どんな場面でも使えるオールマイティーでスタンダードな半衿は、正絹やポリエステル生地の、白い塩瀬や縮緬、刺繍の半衿です。

でも、普段のお出かけや浴衣、カジュアルな集まりなら、綿や麻などの洗えて肌さわりの良い生地が便利ですし、かわいい柄布も揃いますよ。
スタンダードな白い半衿の上から、遊び心のある半衿を重ねてつけてしまうのがおすすめです。
季節に合わせて半衿を楽しむ、nunocoto fabircの生地素材
オールシーズン使える生地素材
- オックス:程よい厚みとハリがある定番生地
- ダブルガーゼ:柔らかく優しい肌触り。ふんわりしたカジュアルなコーディネートにぴったり
夏向けの生地素材
- コットンリネンビエラ:吸湿速乾性に優れ、肌に張り付かないシャリ感、光沢としなやかさもあり、夏にぴったり
- ローン: 非常に薄くて軽く、通気性抜群。薄い色は衿芯が透けない方に注意
冬向けの生地素材
- ツイル: 程よい光沢としなやかさがある、綾織りの丈夫な生地。カジュアルな袷の着物に合わせて
柄の半衿コーディネート例
お待たせしました!
では、柄布で作った半衿さんたちを紹介していきます!!
無地の着物に合わせる
柄の半衿をつけるのがはじめての方は、無地紬やデニム着物と合わせるのがおすすめです。
ここでは、nunocoto fabricの【ホームソーイング型紙シリーズ】対丈浴衣(型紙)を使って作ったデニム着物に合わせていきます。
シンプル&ベーシックな柄
チェックやストライプ、ドットなどのベーシックな柄は半衿に細かめのデザインを選ぶと合わせやすいですよ。
控えめな色合いの細かいチェックは、どんな着物にもなじみます。
ドット柄はちょっとレトロな雰囲気になります。モノトーンカラーは使いやすいです。
優しい色合いのチェックのテキスタイルで作った半衿を合わせると、ふんわりとした雰囲気に。

ちょっと主張強めな寄木細工柄の半衿も、着物と合わせると、すっと馴染みます。
シンプル&ベーシックな柄 一覧
幾何学・アート柄
現代的な幾何学柄も、半衿にぴったりなんです。
明るい色合いの半衿は、顔元がぱっと明るくなりますよ。
白ベースにペールカラーの半衿は、白い半衿感覚で使うことができます。
幾何学・アート柄 一覧
花柄
水彩で描かれたみずみずしい花柄は、全体を爽やかな雰囲気にしてくれます。
こちらも同様に、白ベースの水彩で描かれた花たち。小花柄は半衿にぴったりですね。
爽やかなブルー地に白で描かれたさりげない花柄は夏にぴったり。コットンリネンビエラ生地で涼感マシマシです。
オータムカラーで描かれたデザインが、夏から秋に移り変わる季節にぴったり。
小花柄 一覧
柄の着物に合わせる
柄×柄が映えるのも着物の楽しいところ。紬やウール、木綿などのカジュアルな着物によく合いますよ。もちろん、正絹の小紋にも!
濃いグレーの鮫小紋に、明るい色の和柄の半衿を合わました。鮫小紋をはじめとした江戸小紋は、無地の着物感覚で着れる上に粋な雰囲気を演出してくれるので、どんな半衿を合わせようかと考えるのが楽しいです♪
紫色の縦縞の着物に、ベースの色のトーンを合わせた、いろいろな色を使っている半衿を合わせてみました。トーンを揃えれば、柄×柄でも喧嘩せずにまとまります。
今度は、同じ紫の着物に、補色である黄色の半衿を合わせてみました。こちらもまたイイ!
正絹の小紋(銘仙かな?)にも黄色と黒のチェックの半衿を。この柄布、レトロな雰囲気にしたいときにピッタリかも!いろいろな色があるので、何色かで作っても楽しめそうです。
NATSUBI 全カラー
ショッキングピンクのブロックチェックの着物には、控えめな細いストライプ柄の半衿を。馴染みます。
渋めな紬の着物には、柄の中にある1色を使った半衿にを合わせました。デザインのモチーフは蜘蛛の巣。実は、和服の柄には鬼や妖怪、幽霊がモチーフのものもあったりして、おもしろいですよね。
浴衣に合わせる
せっかく浴衣に半衿を合わせるのなら、遊び心満載でコーディネートしてみませんか♪
青地に花柄の浴衣に合わせた半衿は、赤字に白のドット柄。これさえあればレトロキュートが完成する、大好きな柄です。
単色だけど主張の強い、黄緑色の有松絞りの浴衣です。母からのお下がりを大事に使っています。
半衿は補色の紫色にしても良いかとも思ったのですが、浴衣を主役にしたかったので、白地に花柄の半衿にしました。ちょっとアクセントが欲しかったので、濃い色が少しだけ入っているデザインです。
着物と半衿の組み合わせ方
着物と半衿を組み合わせるのには、4つのポイントがあります。
1.柄布の色を取り入れる
2.色相・明度・彩度・トーンが近いものを組み合わせる
3.無彩色と組み合わせる
4.反対色(補色)と組み合わせる
この4点を意識して組み合わせてくださいね。
半衿の付け方
それでは、実際に襦袢の衿に半衿をつけていきましょう。
今回半衿をつけたのは、自分で仕立てたデニムの着物に合わせて一緒に作った、うそつき半襦袢です。
夏でも快適に使いやすくて便利ですよ。
半衿の材料・裁断サイズ

※タテ15cm以上、ヨコ100cm以上であれば、だいたいのサイズで構いません。
半衿作りで使用した生地
nunocoto fabricのダブルガーゼ生地
1.縫う前の準備
短辺をウラ面側に2cm程度折ります。
ほつれやすい生地の場合は、あらかじめ短辺をロックミシンやジグザグミシンで端処理しておいてください。

襟元に出したい方の長辺を、ウラ面側に1.5cm折ってアイロンをかけます。

2.襦袢オモテ面に縫い付ける
襦袢オモテ面の衿の、背中心と半衿の中心を合わせたら、まち針でとめます。
そのまま、背中心から衿の端に向けてまち針をとめていきましょう。
端からまつり縫いで縫っていきます。
すぐに付け替える半衿の場合は、両肩あきの箇所以外は粗めにざくざく縫ってしまってOKです◎

3.襦袢ウラ面に縫い付ける
半衿を衿山のところで折り返し、襦袢のウラの衿幅に合わせて半衿の端を折ったら、同様にまち針でとめてまつり縫いで縫いつけます。

衿の先で幅が足りない部分があれば、縫わなくてOKです。

半衿付けの完成!
半衿を付け終わりました。
このままでも良いのですが、もうひと手間かけるときれいに着つけることができます。
それは、衿芯に合わせて縫うこと。衿芯を入れて衿山に寄せたら、衿芯の端から5mmくらいのところにざくざくとなみ縫いして、衿芯が動かないようにしましょう。
左右の両肩あき間だけでOKです。

さて、これで半衿付けの完成です!

縫うのが面倒な場合は?
半衿で遊びたいけど、縫うのがめんどくさい方。わかります。でも大丈夫!
そんな時は、半衿用両面テープを使っちゃいましょう。

ピーっとテープで貼るだけで、きれいに剥がせるて生地を傷めにくいテープです。
便利なものはどんどん使って、気楽に和服を楽しみましょう♪
柄の出方で遊ぼう!
半衿の胸元に、柄のどの部分を出すかによって、雰囲気はだいぶ変わります。
例えばこの布。場所によって色合いが違います。
melty dot(sunnyside)
カットした布を半衿にしてみました。

同じ布を上下逆にして、再び半衿に。

柄の出方が変わりました。
1枚の半衿だけでも、向きを変えるだけで2通りのデザインを楽しめるんです。
胸元に出したい柄の方を襦袢のオモテ面に縫い付けて下さいね。
浴衣や帯を簡単に着よう!!
もっとカジュアルに着ものや浴衣を楽しみたい!!
そんな時におすすめなのが、おはしょりなしで着れる『対丈浴衣』。
3サイズ×3サイズの実寸型紙を使い、自分サイズの対丈浴衣を仕立ててみませんか。
【ホームソーイング型紙シリーズ】No.061_対丈浴衣(型紙)
和服や和小物をハンドメイド
nunocoto fabricでは、和服や和小物のオリジナルレシピや型紙をたくさん紹介しています。
【作ったら、ぜひSNSでシェアしてください♪】
このレシピで作った作品や、nunocoto fabricの布を使った作品がありましたら、ぜひInstagramで『#nunocotoworks』タグをつけて投稿してみてください。
タグ付き投稿の中から、nunocoto fabric公式ホームページにて作品を掲載をさせて頂いております。

また、公式Instagramのストーリーで紹介させていただくことも♪
みなさんの素敵な作品、楽しみにしています!