製作時間のめやす:2時間
衣紋抜き付きの洗える半襦袢
簡単に手作りしてみませんか
着物に欠かせない襦袢を、お気に入りの洗える生地を使って、自分で仕立ててみませんか?
実は、nunocoto fabricの『対丈浴衣の型紙』を使えば簡単に作れるんです。
半襦袢であれば、浴衣を縫う時よりパーツが少なく、身頃の長さも1/3程度なので、ミシンを使えばわずか2時間ほどで完成。浴衣を1着縫うよりもずっと手軽に作れます。

袖口からお気に入りの布がちらりとのぞく。そんな遊び心を詰め込んだ、世界に一着の半襦袢作りをはじめてみましょう。

今回紹介するのは、スナップボタンで袖を付け替えられる「うそつき半襦袢」。
着物に合わせて袖を付け替えられる他、暑い時期や浴衣に合わせて着る時は、袖なしでうそつき衿(襦袢を着ているように見せる美容衿)のように着るのもおすすめです。
衣紋抜きのループをつけるので、粋に衣紋を抜いた着付けをすることができます。
着物や浴衣と一緒に半襦袢も仕立てれば、和服の着こなしがよりいっそうひろがりますよ。
半襦袢(はんじゅばん)とは
半襦袢(はんじゅばん)を一言で言うなら、「着物用の便利なセパレート型インナー(上半身用)」のことです。
通常、着物を着る際は「長襦袢(ながじゅばん)」という足首まであるタイプを着ますが、それを上半身(半身)だけにしたものが半襦袢です。
どんな時に使うの?
- カジュアルな着物スタイルに: 普段着として着物を楽しむ際、一番重宝されるアイテムです。
- 浴衣を着物風に着たい時に: 浴衣の下に半襦袢を着て襟を見せるだけで、一気に夏着物らしい上品な装いになります。
下半身はどうする?
一般的には「ステテコ」や「裾除け(すそよけ)」を合わせて履きます。
対丈浴衣の型紙を、半襦袢の型紙にアレンジ!
半襦袢を作る時は、身丈を短くするだけでなく、おくみや掛け衿も不要です。
そのため、少しだけ『対丈浴衣の型紙』をアレンジする必要があります。
【アレンジ方法】
- 前身頃と後ろ身頃の丈を、それぞれ肩山から55cmとする
- 前身頃の衿付けする斜め線を延長して書き足す
- 衿の長さは「わ」から65cm(全長130cm)とする

そうそう、「長襦袢を作りたい!」という場合は、対丈浴衣の作り方とほとんど一緒。丈を5cmほど短くし、掛け衿をなくせば長襦袢になりますよ。長襦袢を作りたい方はぜひ挑戦してみてくださいね。
うそつき半襦袢(身頃部分)の材料・裁断サイズ
まずは身頃部分を作っていきます。
袖不要で半衿だけつけたい方は、この部分を作るだけでOKです。

| 身頃 |
アレンジした型紙通り 2枚 |
| 衿 |
アレンジした型紙通り 1枚 |
| 衿芯 |
タテ11cm×ヨコ30cm 1枚 |
| 衣紋抜きループ |
タテ25cm×ヨコ10cm 1枚 |
できあがりサイズ
身丈50cm(身幅は使った型紙のサイズによります。)
うそつき半襦袢作りで使用した生地
目の細かい和晒(わざらし)
※晒(さらし)を使用する場合は、後ろ中心部分に布の耳を使うと、端処理の手間が減って楽です。
うそつき半襦袢(身頃部分)の作り方
基本的には対丈浴衣の浴衣の作り方と同じですが、工程の順番が違い、衿は最後につけます。
各パーツを縫うときの詳細は同じなので、対丈浴衣の浴衣の作り方も参考にしながら作ってみて下さい。
1.身頃の左右を縫い合わせる
後ろ中心のぬいしろと、左右の脇(前裾~後ろ裾まで)に、ロックミシンまたはジグザグミシンをかけて布端処理します。
(後ろ中心部分に布の耳を使う場合は左右の脇のみ端処理)

身頃の後ろ中心を中表に合わせて、縫い合わせます。
ぬいしろは1.2cmです。
(この縫い目が、後ろ中心になります)

2.身頃の脇を縫う
前身頃と後ろ身頃を中表に合わせ、脇を、「脇あきどまり」まで、ぬいしろ1.5cmで縫い合わせます。
※衿をつけずに使い、衣紋をがっつりと抜きたい場合は、脇を縫わなくてもOKです。

脇あきどまり~肩山~脇あきどまりまでを、
1.5cmでウラ面に折り、ステッチします。
※脇を縫わない場合は、前裾~肩山~後ろ裾までを折ってステッチしましょう。
3.身頃の裾を縫う
裾を1.5cm→1.5cmで三つ折りしてステッチします。
端っこのはみ出た部分はカットしましょう。

4.衿を縫う
身頃と衿を中表に合わせ、身頃の後ろ中心と衿の中心がぴったり合うように確認しながらまち針を打ち、ぬいしろ1.5cmで縫い合わせます。
※この時、衿の直線側を縫い合わせます。間違えないよう注意してくださいね。

縫えたら、衿ぐりのカーブがきつい部分のぬいしろに切り込みを入れます。
切り込みは、身頃のみに入れてくださいね。
また、縫い目を切らないように気を付けましょう。
衿と衿芯、それぞれの中心が合うように重ね、ぬいしろ5mmで縫い付けましょう。
※浴衣のオモテに縫い目が出ないよう、縫い付けるのはぬいしろのみです。

衿を中表で半分に折り返し、先程のステッチの縫いどまりと裾の交差点から、垂直に縫い合わせます。(写真参照)

身頃と衿を縫い合わせたぬいしろを、衿側に倒します。

身頃に縫い付けていない衿の布端を、ウラ面側に1.5cm折り、アイロンでしっかりと折り目をつけます。

衿を表に返し、角を目打ちで整えたら、浴衣本体のオモテ側から衿の際にステッチします。

5.衣紋抜きループをつける
衣紋抜きループ布の短辺を、ウラ面に1.5cm折ります。

中表でヨコ半分に折り、ぬいしろ1cmで縫い合わせます。

表に返し、半襦袢オモテ面の背中の衿の下から12cmのところに縫い付け、ひもを通す空間を少し開けて、中央と下端を縫います。

うそつき半襦袢の完成!
これで、うそつき半襦袢のできあがりです。

うそつき袖の材料・裁断サイズ

うそつき袖作りで使用した生地
nunocoto fabricのコットンリネンビエラ生地
うそつき袖の作り方
1.袖の布端処理をする
袖下と、袖口あきどまり~肩山~袖口あきどまり以外を、ロックミシンまたはジグザグミシンで端処理します。

2.袖を縫う
袖を以下の手順で縫います。
①袖口は、8mm→1.2cmで三つ折りにする。
②外表にたたみ、袖下をぬいしろ5mmで縫い合わせます。
③中表に返し、袖口あきどまり~袖下までをぬいしろ1.8cm、袖下をぬいしろ1.2cmで縫い合わせます。
④カーブ部分はギャザーを寄せてアイロンでカーブを整える。
⑤袖口の三つ折り部分に、ぐるりとステッチをかける。あきどまりはしっかり返し縫いする。
※袖の縫い方は、
対丈浴衣の作り方で詳しく説明しています。
袖つけの辺をウラ面に1.5cm折って、ぐるりと一周ステッチをする。

半襦袢(身頃)に袖をつける
スナップボタン10組を用意します。
半襦袢の袖口に袖を1.5cm重ね、「袖付け止まり」から1cm程度上と肩山と、その間にスナップボタンをとりつけます。
※細長くカットしたマジックテープを縫いつけても良いですよ。数か所縫って、付け替えるたびに縫ってもOK!
これで、うそつき半襦袢の完成です。

袖の裏側が表になるようにして付ける
袖の裏側が表になるようにしてつける方法もあります。

こうすると、袖の懐から、柄がちらりと見えてかわいいんです。
(ここでは柄があまり目立たない布を使っていますが、派手な色の布で目立たせてもおしゃれです♪)

半襦袢に半衿をつける
半襦袢の衿に、お好みの半衿を縫いつけましょう。
塩瀬の白半衿や、白い刺繍半衿は、どんな着物にも合わせやすいですよ。

違う半衿にしたい場合は、ベースにつけている半衿の上から重ねてつけてしまってOKです。
nunocoto fabricの布は約5,000種類のデザインから選べます
nunocoto fabricは、お客様からご注文をいただいてからご希望の柄を指定の生地にプリントしてお届けする、布のオンラインショップ。約5,000種類の柄から好きな生地を選ぶことができます。
【現在プリントに使用している生地】
・オックス(100%コットン)
・ダブルガーゼ(100%コットン)
・ビエラ(リネン25% コットン75%)
・キャンバス(100%コットン)
・ローン(100%コットン)
・ツイル(100%コットン)
半襦袢の身頃におすすめの生地は、ビエラ、ローン、ダブルガーゼです。無地布はもちろんのこと、袖と合わせて柄布で作っても気分があがりますよ♪
袖部分におすすめの生地は、ビエラ、ローンです。
上下の向きがないでデザインの布を選びましょう。
上下の向きがないデザインの布 一覧
作ったら、ぜひSNSでシェアしてください♪
このレシピで作った作品や、nunocoto fabricの布を使った作品がありましたら、ぜひInstagramで『#nunocotoworks』タグをつけて投稿してみてください。
タグ付き投稿の中から、nunocoto fabric公式ホームページにて作品を掲載をさせて頂いております。

また、公式Instagramのストーリーで紹介させていただくことも♪
みなさんの素敵な作品、楽しみにしています!
浴衣や着物関連の記事
nunocoto fabricでは、いろいろな和服関連の記事を紹介しています。